2018年4月5日(木)
ペンションのある小淵沢町のお隣は、長野県諏訪郡富士見町です。県境はペンションから車で5分。そこから車でわずか10分くらいの範囲に富士見町の桜の古木が何カ所かあります。そのほとんどが墓地にあるのです。ですから当然、その下で宴会を開いていることもなく、静かに桜を愛で、その姿を楽しむ事が出来ます。
中でも一番好きなのが田端の桜。この桜は桜とコブシで1本の木のような姿になっています。コブシが先に咲き始めますが、このコブシの花が茶色くならない内に桜が咲くと紅白の木となります。
さて、今年はどうでしょう?
もう小淵の花は満開ですが、桜はまだ蕾。日当たりのいいところはいつ咲いてもいいくらいにつぼみが膨らんでします。
桜さん、急いで!! コブシさん、桜さんを枯れないで待ってね。ここは甲斐駒ヶ岳が綺麗に見える早朝が狙い時です。
その近くでは、猿の親子がお食事中。
そしてもう一つ好きな場所が高森観音堂。小さな観音堂の1本の古木桜。観音堂を守るように枝を広げ咲きます。
観音堂が開いていれば、その中から見る桜も好きです。枝の向こうに南アルプスを見ることが出来ます。
数年前までは、地域の人がたまに訪れくらいでしたから、観音堂に座って、静かな時間を過ごすことが出来ましたが、最近はこの桜も知られるようになり、桜の時季は訪れる人が多くなりました。
こちらもまだ蕾です。そろそろ開いてもいい時期ですが、ここへ来て気温が下がりますので、見頃は来週暖かさが戻ってからでしょう。高森観音堂のアルバム
ここから歩いて5分くらいのところには、井伏鱒二が愛した高森の枝垂れ桜もあります。