ペンション あるびおん

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映画「双葉から遠くはなれて」

映画「双葉から遠くはなれて」

双葉から遠く離れて

故郷である福島県双葉町から、今も遠く離れて暮らす町民の日常を描いたドキュメントリーです。震災から2年経ち、被災した方々のことや現地の復興状態などの報道もめっきりと減った今、埼玉県の廃校校舎の中で未だ暮らしている方々は、今も仕出しのお弁当を食べる毎日。ここを出ることは出来ても、故郷の双葉ではない土地に未だ住まなくてはならい方々。これが現実であることだけに胸をえぐられる思いに、そしてもう2年も経っているのにどうしてという憤りを感じる映像です。


井戸川前双葉町長

そしてもっと驚いたことは、映画の始まる前に急遽双葉町の前町長・井戸川さんが駆けつけてくださったとのアナウンス。事前の打診では無理と言うことだったそうですが、井戸川さんは、「北杜市」「3月17日」ということだけを頼りに、タクシーで北杜市役所に行って、会場の場所を聞きたどり着いてくださったそうです。映画の後、急遽講演は始まりましたが、ほとんどの人が席を立つことなく、真剣に井戸川さんのお話を聞いていました。一つ一つの言葉がなんと重いのでしょうか。そしてなんと熱いのでしょうか。そしてなんと悲しいのでしょうか。そしてなんと悔しいでしょうか。町長を辞した後も、こうしてこの映画が上映されるという、この山の小さなな町にまで駆けつけ、ご自分の経験してきたこと、住民達の現状を生の声で伝えたい、知って欲しいという一途な気持ちが伝わってきました。福島県の町長の中で「放射能が危険だから遠くに逃げよう」と言った方はただ一人だそうです。どんな利権より、国や東電の顔色より住民の『命』を優先した井戸川町長の勇気を、心から称えたいと思いました。「ここには放射能がないですねー」と。放射能が高いところに行くと、口の中が鉄分を含んだような味がしたり、肌の敏感な人は肌で感じるそうです。ご自身もあの1号機の爆発の時、残された300人の町民と一緒に「フワフワ綿雪のようなものが空から降ってきた」ものを浴びています。そして健康にも異常が出始めているようです。にもかかわらず、こうして訴える機会があれば飛び回り、ジュネーブまで行き人権NGOのイベントで、「政府は年間20ミリシーベルトの線量で住めるという事を言っておりますが、チェルノブイリの基準まで下げるようにして欲しい」と訴えています。どうかご自身の健康にも留意して、これからも頑張って欲しいです。


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