寒山の木工室
Workshop 

 木工家・田淵義雄さんの木工室(Workshop)です。高床式の住まいのだった床下に半地下室の木工室を作ったのです。ここもくるたびに部屋が広がり、木工機械が増え、木工道具が手作り家具の中に収まり進化してきた所です。
 
半地下室となっている木工室の窓から花壇の花が覗いている。田淵さんらしい遊び心と美的センスが感じられる。
こんなWorkshopから生まれる家具が美しくないはずがない。
さりげなく置かれた道具箱一つとってもこだわりがある
男の人は道具の話になると止まらない。
寒山家具Note
楽しそうに、木を慈しむように、家具作りに情熱を注ぐ田淵さん
 これは出来たばかりのチェリーの椅子です。まだこれから仕上げがされるのでしょう。座ってみるとお尻も背中も吸い付くようになじみます。「椅子は、人がそこに心地よく腰をおろすための、美しい木のスカルプチャーである。」と田淵さんの著書『森暮らしの家 全スタイル』に書いてある。この本によるとモーザー・デザインのウィンザー・チェアーに憧れ、自給自足の生活の中で、芸術的自給自足のために作ってしまったのが始まりらしい。詳しくはこの本を読んで欲しい。そして完成された美しい家具の写真も見て欲しい。この本にも載っている、この家の家具のほとんどを自給自足してしまった今では素晴らしい木工家として、これらの家具の注文を受けています。サイズの変更には応じるそうですが、デザインの変更はしないそうです。

『森暮らしの家 全スタイル』小学館発行 3990円

『アウトドアライフは終わらない』晶文社 1,800円
『フライフィッシング教書』 田淵義雄,シェリダン・アンダーソン共著 晶文社
『リバーオデッセイ』1990年
『寒山の森から』1990年 晶文社 1600円+税
『野遊び道具』1990年 小学館
『川からの手紙』1999 小学館
『森からの手紙』小学館 .680円+税
『山からの手紙』小学館 980円+税
『寒山の森から』晶文社出版 1600円+税

 私達が田淵義雄さんを知ったのはずっとずっと昔、アウトドアーやフライフィッシングの作家としての田淵さんです。Be−Palの連載や著書の中での田淵さんでした。15年前、二人とも浜っ子で田舎のなかった夫婦がやはり田舎暮らしに憧れ八ヶ岳・小淵沢で「ペンションあるびおん」をはじめました。時間があるとフライフィッシングを趣味とする主人について家族3人で川上村・千曲川へと出かけていました。そして田淵さんの所に釣り券を買いに行くようになり、田淵さんとも親しくさせていただくようになりました。フライフィッシングの話、園芸の話、山暮らしの話、家具の話にといつも話題に尽きません。そして出会ってからのこの15年間、行くたびに変化をしてゆく家やガーデン。そして増築されたり、開墾されたりする場所のどこにも田淵流美的センスとぬくもりがしっかりと計算された合理性を包み込んで存在しているのです。そうありたいと願いつつも日常の生活の中でなかなか実現できないものを、いつもさらりと実現し、その為には決して妥協しないのにそれを感じさせないのです。時々思い出したようにここを訪ねたくなるのは、私達のかなわぬ夢をそこに見つけに行くのかも知れません。『森暮らしの家 全スタイル』のページを開いていくと、「あっ、この窓は、あの時コーヒーを飲みながら夕暮れの景色を眺めたナー」とか、「そうそう、この部屋はできたばかりの時に見せてもらって、こんな部屋が欲しいと羨ましかったなー」とか、思い出が蘇る本でもあるのです。

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