Naturalist Garden | |
花と野菜の庭 |
梅雨晴れの一日、川上村に田淵さんを訪ねました。この前訪ねたのは昨年の秋でしょうか?奥様と屋根岩に登りましょうと約束しながら冬を越してしまいました。 そう、まだ横浜に住んでいた頃ことです。主人とオフロードバイクで大弛峠を越えてきたときに、突然視界に入ってきた広大な野菜畑に、北海道的な風景に感激したのがこの川上村です。それ以来、私達のあこがれの地の一つです。もし、ペンションではなくただ田舎暮らしをするだけなら、そして二人だけの暮らしなら、この地を選んでいたかも知れません。そんな私達のあこがれの生活を送っていらっしゃるのが田淵ご夫妻です。ここの主の田淵義雄さんはこの川上村でおしゃれで合理的な自給自足の田舎暮らしを楽しみ、執筆活動をし、手作り家具職人としての顔を持ち、そしてなにより日本で有名なフライアングラーなのです。 畑の向こう、木立の中に見慣れた赤い屋根が見えてきました。またお電話もかけずに来てしまいましたがいらっしゃるでしょうか・・・。紫や白やピンクの花の向こうに愛車が止まっています。工房からお仕事をしている音も聞こえます。半地下の工房で田淵さんは家具作りにお忙しそうでしたが、私達を見ると快く迎えてくださいました。ここは訪れるたびにどこかしらが改造されたり、改築されたり、開墾されたりしているのですが、田淵さんの笑顔は15年、いつも変わりません。今日はお庭が素晴らしくなっています。おしゃれな薪小屋、堆肥置き場ができて、以前より広くなったガーデンに優しい花々があふれています。こんな山奥の(ごめんなさい)林の中に、これほど素敵なガーデンがあるなんて・・・・そう、秘密の花園です。 私達はしばらく田淵さんのお仕事を見ていました。田淵さんの作る家具、特に椅子は優しく繊細なformが特徴です。出来たばかりの椅子に座ってみたり、珍しい道具をいじってみたり・・・・いつもお邪魔虫の私達です。 やがて手を休めた田淵さんとガーデンへ。奥様がお茶とお菓子も運んでくださいまいた。私と奥様は久しぶりの再会に、お茶を頂きながらお話に夢中に。でも田淵さんはお茶もそこそこに、もう芝刈り機を押してガーデンの芝刈りです。お仕事も趣味も生きることもすべてを楽しみ、しかも美的でなければという田淵さんの一面が窺えます。だからこんなに綺麗になっているのですね。本当に居心地のよいお庭です。素敵な昼下がりを過ごさせていただき、畑からレタスやハーブを頂いて田淵家を後にしました。 今年こそここから見える屋根岩に登りましょう!!と約束をして。 2003.07.19記 |
あの屋根の下にあこがれや夢を実現していった歴史が詰まっています。 | おしゃれな表札やポストです。 | ||
このガーデンにある色以外はすべて緑に包まれています。 | 白いバードハウスが効果的です。 | ||
優しさのあふれた花々 | |||
自給自足を支えている野菜畑でさえ美的に |
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軽やかに楽しそうに芝刈りをする田淵さん | |||
小屋や薪の置き方も計算されていながら、とてもナチュラルに庭の風景を作り出している |
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芝刈りも楽しみ、ついでに体を鍛え、と合理的に | |||
コンポスト・ピン |
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薪小屋も道具も堆肥置き場さえ合理的でいて美しい。 | 3年分の堆肥置き場。一枡ずつ順繰りに使うと3年ものの熟成した堆肥が使える。 | ||
奥様と私は椅子の前足が土に食い込んでいることにも気づかずおしゃべりに夢中。重いからではありません。土が軟らかいのです、本当に!!でも素敵なガーデンの写真の最後に笑える写真でしょう? |
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