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山梨県、八ヶ岳高原、小淵沢のペンションあるびおんの写真で綴るレポートです。

大阿原湿原・入笠湿原
2005.06.21(火

 晴れているものの、梅雨時らしく霞がかかって山はよくみえません。こんなときは足下のお花を楽しんだり野鳥の声を楽しんだりすることにしましょう。そんな楽しみに最適なのが入笠山と周辺の湿原
。車で1800mまで行けてしまうのでファミリーでも湿原歩きや高山植物観察ができます。そして梅雨時こそ入笠山の魅力あるお花が次々と咲くのです。雨や霧にかすむ湿原も幻想的で私は好きです。
 今日はまず車で上ってい行くと初めに現れる大阿原湿原から歩きます。
 こちらは入笠湿原より大きく、木道を歩くと明るく開けた湿原が目の前に広がります。今日はサギスゲが一面にいつ咲こうかと待ちかまえていました。開と鷺の羽のように真っ白な綿毛のような花が風に揺れてもっともっと綺麗です。

サギスゲの群生
もう少しで開き一層綺麗に

キンポウゲの群生



 途中で丸太に座ってお弁当を食べ、更に奥へと進みます。入り口ではカッコウや鴬がうるさいくらいでしたが、テイ沢の方に行くとオオルリ、コルリ、ミソサザイなどが良く鳴いています。とき折り枝から枝に渡る様子が見えますが、もううっそうと葉がでていますので、なかなかカメラに納めることができません。水の流れのあるところではクリンソウが色鮮やかに咲き、どちらかというと地味な大阿原湿原に色を添えています。

色鮮やかなクリンソウ
シロバナヘビイチゴ

 ズミはもう散り始めていますが、まだ気には真っ白な花も托sんついていて、ズミの花のトンネルを歩くのもこの季節ならのことです。大阿原湿原は一周歩くと約1時間。綺麗なので休憩や写真を撮る時間も入れて予定を立てましょう。
 


 さて次は本州で一番のスズランの群生地と言われている入笠湿原に行きます。こちらは窪地のようなところの湿原です。車を止めて上から眺めると緑のじゅうたんの中に真っ白な白樺の幹と鮮やかなレンゲツツジが素晴らしい模様となています。で、有名なスズランはどこ?と思われるかも知れませんが、可憐な花は大きな葉に守られてこの緑の絨毯の一部となているのです。林に囲まれた斜面一面スズランです。歩いていると足下から良い薫りが漂ってきます。

今年はいつになく花付きが良いようです。スズランは葉がでても花が咲かないものも多いのです

かがんでこの可憐な花を見て下さい。
 この湿原の白樺林は緑の中に幹の白が映えて大好きなところです。霧がかかっても雨に煙っても綺麗。
 今日はこれから入笠山にも登ります。
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他の季節の入笠湿原、大原湿原

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