車山(1925m)、 山彦谷南の耳(1838m)、北の耳(1829m) |
男女倉山(1776m)、八島が原湿原 |
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忘年ハイキング |
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1999.12.01(水) |
12月に入る早々に忘年会ハイク。低いといっても山はしかっりと冬山である。いつもより早い7時集合で、早くに登って寒くならないうちに帰る計画だ。日中雨の心配はないものの、快晴ではなく薄雲が広がっている。ビーナスラインを行くと、あちらこちらのスキー場で降雪機を使い雪を作っている。それだけ今日は気温も下がっているのだろう。寒さに弱い軟弱な私はそれだけで外に出たくなくなってしまう。でも車は車山の肩の駐車場に到着。身震いひとつして、意を決して外に出る。あっ、そうだ。今日は朝お芋を蒸かしてホカホカのを沢山持ってきたのだ。まだぬくもりの残るそれをみんなに配る。まずは体の中から温めなくては。お芋に胸を詰まらせながらコロポックルヒュッテを出発する。車山までは30分位の登りで、山頂は風が強い。小屋で風をよけひと休み。ここからは尾根づたいに山彦谷南の耳、北の耳と越えて行くのだが、東側からの強い冷たい風がずっと左側の頬をうち続ける。フードなどでよけても、もう左半分は麻痺してる。いくら歩いても体は温まってこない。トップは早く下りなければもっと寒くなると考えてかハイペースである。ところがそれに続く10数名は、風を避けてうつむいて歩く、寒さを紛らわそうとおしゃべりをするで足の運びが鈍る。後ろのサブリーダーからはおしゃべりより足を前に進めるよう号令がかかる。途中風の避けられるところでお昼を食べる。温かい飲み物にホッとする。コースが藪や林に入って風が当たらなければそれほど寒くはない。しかしそんなところは日陰になっていて10センンチ以上の霜柱で靴が埋まってしまう。風もなく快晴であればこの時季でも気軽に歩けるハイキングコースも、こんな日に体力でもなくなって歩けなくなり、充分な装備もなく夜を越すことになれば遭難事故になりかねない。天候の変化に対応できる装備が冬は特に必要だ。コース後半になってやっと汗ばんできた。沢渡から車山の肩まで最後の最後に30分のちょっときつい登りがある。上着を一枚脱いで登り始める。
とても良いコースなので、春や初夏の花咲く頃にもう一度訪れたい。夏は日陰の少ないコースなので日よけを十分しないと大変そうだ。 |
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コースタイム 車山の肩── 25分── 車山── 10分── 車山乗越── 45分── 山彦谷北の耳── 20分── 男女倉山── 20分── 鎌が池キャンプ場── 45分── 沢渡── 30分── 車山の肩 |
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