富士山 宝永火口

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 これは八ヶ岳の麓・小淵沢のペンション仲間(通称:ペンション凸凹トリオ)が富士山宝永火口を歩いてきたレポートです。素晴らしい傘雲の懸かった富士山 を昨日見たのでお天気が心配でしたが、朝はまだ雨も降っていません。1泊お世話になった山中湖のペンションセロさん(富士登山の時にはお薦めの宿です)を10時に出発。富士山のすそ野をぐるっと巻いて富士山スカイラインで富士宮口新5合目登り口へ。途中から宝永山 が見えてきて期待が膨らんできたのですが、新五合目に着く頃にはお天気が悪くなり、風も強く、その上大きな雹(ひょう)が激しく降り始め、慌てて車に避難しました。やがて小雨に変わってきたので11時40分富士宮口新5合目登り口(海抜約2400m)を出発。振り向けばうっすらと下界に駿河湾や伊豆半島が見えています。
風はかなり強く帽子は勿論、ポケットの中の地図さえあおられて飛んでいくほどです。気温もかなり低いので完全防備です。平日のことでもあり登山道を登ってゆく人はほとんどいません。15分も登ると新六合目の山小屋・雲海荘が見えてきました。
11時59分・雲海荘に到着。さてここからは宝永火口に向かって横に歩きます。丁度森林限界で、砂礫の中にわずかにある低い木や草が紅葉していますが、厳しい自然に耐え、しがみつくように生えています。溶岩の砂礫はとても滑りやすく、斜面を横に歩くのも歩きにくいものです。ほとんど平坦な道を10分ほどで宝永第一火口です。
わーー大きい。写真では見てきたものの現実に目の当たりにすると感動です。富士山の中腹にこんな大きな穴を3っつも抱えているなんて、やはり富士山は雄大なのだと納得。霧に包まれてか、近すぎるのか富士山頂は見えません。すり鉢のようになった火口の底から幾筋か道もできています。なめらかに底へと続く斜面は滑り降りてみたいと言う思いに駆られます。でもこの景色は上から見てる方が良さそうなので火口底へ行くのは止めます。小淵沢ペンション凸凹トリオ(風路・あるびおん・たん歩゚歩゚)の第一火口での記念写真 です。
 記念写真を撮ったら火口の縁を歩いて第二火口へと下ります。とても滑り安いのと強風にあおられるので気を付けて下りましょう。途中で新五合目駐車場への道と御殿庭へと分かれますが、このまま下り第二火口 へ行きます。火口の対岸には古富士火山の地層の赤岩 がはっきりと見えてきます。雨は上がりましたが相変わらず風は強く吹いています。下界の景色 は墨絵のようにかすんでいますが、それでも駿河湾や遠く伊豆半島や沼津、御前崎方面が見渡せます。
 この雄大な火口を見ながらコーヒーをわかしランチを楽しむ予定でしたが強風であきらめました。また来た道を途中まで登り、先ほどあった新五合目駐車場への道をたどって帰ります。新六合目から宝永火口までの道はほとんど砂礫の道だったのが、少し下った新五合目へのこの道は原生林 の中です。森林限界ぎりぎりを今日は歩いていることがよくわかります。10月初旬ですが2400mを越えるこのあたりでは紅葉真っ盛り です。来た道はいかにも富士山を歩いているというよな溶岩と砂礫の景色で、帰りはこんな素晴らしい紅葉の中を歩けるとは、お楽しみも2倍です。少し雨も降っていましたので風をさけてこの道沿いでお弁当を済ませました。お天気はいまいちでしたが、雄大な富士中腹を歩き、想像以上に大きな宝永火口も霧に包まれることなく見渡せ、素晴らしい紅葉の富士原生林を歩き約1時間30分のハイキングを終えました。登りは新五合目登山口から新六合目までの20分くらいだけで、お手軽に楽しめるコースにしては変化に富んだ楽しいコースです。でも2400mから始まる高所であること、とても風の強いことの多いところですので、この時期には装備も万全にして下さい。
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