八ヶ岳小淵沢のペンションあるびおんによる権現岳登山記です。
権現岳登山 |
2005.06.09 |
良いお天気に今朝は編笠山に向かいました。経験ある山なので少し気がゆるみ、早く出るつもりが歩き始めが8時になってしまいました。お天気も良く、レンゲツツジ、ミツバツツジの中を野鳥の声を聞いたり、リスの姿を見たりしながら気持ちよく歩きました。今日は振り返ると南アルプスも良く見えます。オオカメノキの白い花も綺麗です。押出川まで歩いたところで編笠山に登る団体登山者と出会いました。そこで急遽私たちは青年小屋に向かい、権現岳目指すことに予定変更しました。 |
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押し出川を過ぎると誰もいなくなり、木の根や岩のごつごつした道を青年小屋に向かいます。いつも編笠山からの下りに使っている道ですが、こうして登ってみると結構長いのです。薄くらい林の中の登山道が続きますが、イワカガミやコイワカタバミなどの花がそこかしこに咲いています。 |
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やがて樹林帯を抜け視界がが開けてきました。振り向くと遥か彼方に富士山が見えます。だんだん登りもきつくなってきます。 |
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思った以上に青年小屋まで時間が掛かりました。青年小屋でお弁当を食べ、目の前に見える権現目指して登ります。お天気も良く、適当な風が心地よく吹いています。視界の良い岩場の登りは苦しいものの、登ってきて良かったーと思うところでもあります。でもやはり出発した時間が遅く、権現は遠く、のろし場を過ぎギボシの稜線まで行きましたが、帰りの時間と体力を考え勇気ある撤退をしてきました。 |
目の前が権現岳山頂だー | 稜線の北側は深く深く切り立っています。 | |
でも、下から霧が上がり始め、今日は撤退 | ||
はじめからその心づもりで登っていないので、あまり無理せず戻って正解でした。もう権現岳山頂まで後30分だったかも知れませんが、下って青年小屋でお茶をご馳走になっているうちに、晴れていたのが嘘のように霧が立ちこめ、強い冷たい風が吹き始めました。小屋ではストーブを焚き、出るときはフリースを着込んだほどです。あの山頂の岩場でこの霧と風にあって、あの滑落しそうな岩場を霧の中下ってきたら、きっと家まで戻ってくる体力が無く、青年小屋泊まりだったかも知れません。山のお天気は本当に変わりやすいもの。次回に楽しみを残し再度挑戦します。 |
今日の花 | ||
コミヤマカタバミ | キバナコマノツメ | |
イワカガミ | オオカメノキの花 |
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