山梨県、八ヶ岳高原、小淵沢のペンションあるびおんの写真で綴るデジカメ日記です。八ヶ岳高原の季節の移ろいや八ヶ岳や南アルプスの山々のいろいろな表情、ペンションの日常やお泊まりのお客さまの様子などデジタルカメラの画像と共にお楽しみ下さい。 |
2006.11.26(日)〜2006.12.02(土)の京都・奈良紅葉の旅日記 |
2006.12.02(土) 今日もいいお天気。近鉄奈良から長谷寺へ。奈良も今年だけで3回目ともなると、近鉄線の乗換駅や有名寺院のだいたいの場所などがすぐに浮かぶようになりました。もう終わっているとあきらめていた長谷寺の紅葉もまだ残っており、登廊から紅葉の向こうに本堂の舞台を望むことができました。磨き上げられた本堂の床にも真っ赤な紅葉が写って床がくれない色です。春の桜の時期とはまた違う趣です。丁度11時の回向が行われており、お経が本堂に響いています。まるで天に浮かぶように高くいお堂からのお経は長谷の空へと流れて天に届くのでしょうか。お寺を訪ねても中々お経は聞けないものです。こうして出会えるときは何かとても幸運を感じ、私は急いで登廊を登ってきたのです。ここのくると時間のたつのを忘れてしまいそうです。
今日のお昼は前回良かった長谷路さんでいただきます。にゅうめんやニシンそばに柿の葉寿司が2個付いてきます。旧家のお座敷で庭園を眺めながらのお食事ができます。でも今日は土曜日なので前回のように貸しきりではありませんでした。
あらあらあんなにお天気が良かったのにどうしたことでしょう。長谷路さんを出る頃から雨が。今回は本当にお天気が続きません。急いで駅に戻り次の予定地、桜井へ。ここから談山神社へと行き、聖林寺まで戻ってそこから駅まで古墳や文殊院を寄りながら歩く予定です。生憎と1時間に一本のバスが出てしまいました。近鉄世界遺産フリーパス券が有るのでちょっともったいな気がしますが時間がありませんのでタクシーで談山神社まで行きます。でも着いた頃にはざんざん降りの雨。紅葉は綺麗なのにもう泣きたい気分。主人はめげずに(?)雨の中で十三重塔を撮っています。私も雨をよけながら少し撮りましたが奥の拝殿に入ってみたらここからの紅葉が素晴らしく、雨にも当たらずに撮影できました。周りでも多くの人が歓声を上げていましたが、ちょっと遅いといわれても本当に綺麗な紅葉です。先週はここまでの道は渋滞で駅から2時間かかったことを聞くと20分で来られた今日でよかったかなと。
今日はもうこの雨に歩くのをあきらめてここでゆっくりと今年最後の紅葉を楽しみました。今夜のバスで八ヶ岳に帰ります。明日の朝八ヶ岳に着けばすっかり冬の世界でしょう。 |
2006.12.01(金) 今日は快晴の二条城へ。あまりのすばらしさに日本の文化も歴史も捨てた物ではないと改めて感じました。多くの失った物はあるものの、幾たびかの地震や戦火を逃れ、木造の建造物がこうして今も保存されているのは凄いことだと京都へ来る度に感じます。障壁画も素晴らしく当時はさぞ絢爛豪華であったであろうと想像できます。ここでも奥では大奥の世界がくり広げられていたのでしょうね。庭園は松が多く、冬囲いの作業がされていました。外堀は銀杏が多く、散り始めていますので辺りは黄色の絨毯を敷き詰めたようです。気持ちよく晴れていますので落ち葉がキラキラ輝いて散ってゆきます。
京都国際ホテルでランチの後は御所へ行き、次はバスで法然院へ。ここも毎回必ず来てしまうお寺です。苔むした山門の屋根に赤い葉が散っていい風情です。主人と二十数年前にはじめてきたときは山門を入ってすぐの砂盛り・白砂壇(びゃくさだん) にお坊さんが文字を書いていました。それがとても印象的で、京都というと今でもその朝の光景が思い出されます。今日は庭園の落ち葉を片付けていたおじさんが、最後にこの文字の書かれた砂の上の落ち葉は取れないと悩んでいたのが印象的。「字を消したら怒られるしなー」と。この白砂壇(びゃくさだん) は水を表すそうで、この間を通ることは心身を清めて浄域に入ることを意味しているらしいのです。すべての物に意味があるのですね。
ここから歩いてすぐの安楽寺も紅葉のメッカ。真っ赤な紅葉に覆われた小さな山門の前は凄い人です。日も傾いて夕日に赤さがいっそう増しています。石段は紅葉で毛氈が敷かれたように赤くなっています。朝一番のまだ掃かれないうちに来るともっともっと真っ赤で綺麗だとお寺の方が教えてくれました。でも夕方でも十分綺麗です。
さてさて急いで奈良へ向かいましょう。今日のお宿は猿沢の池の畔です。近鉄奈良駅から歩いてもすぐ。猿沢の池にはライトアップされた興福寺の五重塔が映っています。お夕食の後は奈良町と興福寺をお散歩。この時期としてはちょっと暖かすぎる秋の夜でした。明日は奈良の何処に行きましょうか?
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2006.11.30(木) 今朝はいいお天気。10時に出発してまずは歩いて近くの龍安寺へ。晴れているので鏡容池に映る紅葉も綺麗です。京都に来たら必ずくる定番です。
ここから龍安寺道に出て京福電車で嵐山へ。人、人、人でお昼を食べようにも何処もいっぱいです。簡単におそばを食べて天龍寺へ。ここの紅葉はもう終わりかけのようです。
昨年はお隣の天龍寺の塔頭 宝厳院の紅葉が素晴らしかったですね。獅子吼の庭というそうな。でも今年はパス。さてもう2時。タクシーで高尾へ向かいます。京都のタクシーの運転手さんはどなたもそうですがサービス精神が旺盛で、頼まなくても道々ガイドしてくれます。行く途中で「ここが細木数子御殿です」とか。細木数子さんの経歴まではなしてくれます。カーブの多い道を登って高尾・もみぢ家さんの前まで。どうせなら栂尾・高山寺までいってもらえば良かったのですがおりてしまったので少し上り坂を歩きます。
でもここの紅葉はほとんど終わっているようで、寺院巡りはほどほどで神護寺から清滝までのハイキングコースを歩きます。あんなにお天気が良かったのに歩き始めようとしたら雨が降り出しました。でもしっかりと雨具の用意もあるので歩くことに。もうこの時間歩く人もいないのか、それともみなさん車やバスで来てお寺を見たらさーっと帰ってしまうのか、静かな渓谷歩きを楽しめました。もう少し時期が早かったら彩錦の山と北山杉の蒼々とした緑との対比が綺麗だったことでしょう。北山杉に囲まれた廊下のような道や岩のごつごつした道など変化のあるハイキングコースです。今度は紅葉のいい時期に来て三尾三山の寺院巡りを楽しみたいものです。
さて清滝に着きましたが滝らしきものはなく(地名でした)バスの時刻が迫っていたので上り坂を走ってバス停へ。ギリギリセーフでした。嵐山で降り渡月橋の夕景をしばし楽しみました。ここは夕暮れになっても四条河原町のようなにぎわいです。夕景に群れで飛ぶ鳥はなんとカラスです。絵にならないナー。カラスはいないところがないほど凄い繁殖を続けていますね。今に日本が映画「Bird」の世界にならなければいいけれど。
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2006.11.29(水) 食べきれなかった沢山の蟹はボイルされクーラーに納められてお土産になっていました。どんよりとした雲に覆われた丹後半島を松島辺りまでドライブして、京都北区まで戻りました。今日は昨日の食べ過ぎがお尾を引いて、お夕飯はお粥。こちらから持っていった新米のお粥は何よりのご馳走でした。 |
遠くに見えるのが日本海と久美浜湾に挟まれた砂嘴で、その姿が天橋立に似ていることから、小橋立、あるいは小天橋(しょうてんきょう)と呼ばれる。 | ||
荒々し日本海 | 立岩 |
2006.11.28(火) 8時からレンタカーを借りてあったのに出発は10時でした。雨上がりの虹が迎えてくれたうん十年ぶりの天橋立も文殊院も懐かしく、山の上から股のぞきした後、3人で天橋立の砂浜を気持ちよく歩きました。丁度雨もやみ日も差していたのです。日本海側のお天気はこの時期不安定で、降ったり・止んだり・晴れたりの繰り返しです。
ここから一度見たかった舟屋を見に伊根までドライブです。舟屋は元々は藁葺きの平屋で、周囲には縄やむしろを吊り下げた粗末な囲いだけだったようです。それが2階屋になり二階は縄や綱などの漁具を置く物置場であり、雨や雪の多いこの地では、網の干場にもなったそうです。それが今では立派な客間になったりしているそうです。元々住居は道を挟んで山側に有り、この辺りは舟屋と住居の間をくねくねと細い道が続いています。伊根湾に浮かぶ青島に夕日が沈むのを見てここを出たら、学校帰りの子供やお迎えの軽自動車がこの細い道をせわしく通り、昼間の静けさから一転して生活感のある漁村に変わっていてなんだかほっとした気持ちになりました。
さー夕日ヶ浦温泉へと急ぎます。暗くなった山道・大内峠超え。ここは天橋立の「一字観」が望めるらしいのですが。もう暗く、そんな余裕もなく夕日ヶ浦温泉へと車を走らせます。 割烹旅館「石」さんでは生きの良い地ガニが私たちを待っていました。透明感溢れるお造りももう花が咲いています。仲居さんがつきっきりで生の蟹を焼いたり、しゃぶしゃぶにしたりしてくれます。ただ口を開けて食べるだけでいいのですもの、主婦にとってこんな贅沢はありません。あとは掛け流しの温泉に身を沈めて休むだけ。極楽、極楽の夜は更けていきます。
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2006.11.27(月) 横浜でダブルダッチの大会を終え夜行で京都へ戻った娘と小淵沢から夜行で京都に向かった私たちと京都八条口で合流。一緒に朝食を食べて娘のマンションへ。 お天気は今一で雨も降りそうですが大原へと向かいます。何度も来ている三千院ですが、やや紅葉の盛りを過ぎているため緑の苔の上に紅葉が散り、それもまた綺麗です。去年も雨の紅葉でしたが今年もまた雨の紅葉です。恋に疲れた女が一人で来るにはぴったり!いえ、生活に疲れた女でした(-_-;)
さて市内に戻り強く雨の降る中の京都 真正極楽寺 真如堂 へ。カエデ以外の木がないように見えるほど天台宗 真正極楽寺 真如堂は紅で埋め尽くされていました。カエデの数だけ人もいたようで今度は冬でもゆっくりと千年の歴史ある境内を歩いてみたいものです。ここから浄土宗大本山くろ谷金戒光明寺までも歩くと途中、栄摂院(えいしょういん)や龍光院などの見所いっぱいでした。
すっかりと日も暮れ東天王町バス停で娘と待ち合わせ。ライトアップされた永観堂を歩き、四条河原町へ。娘の好きな鳥料理で乾杯!3人とも夜行で着いたままの一日でしたがなんと元気なことでしょう。
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2006.11.26(日) 今日から京都へ行くのですが、なんだかもう京都も隣町に行くような感じです。旅の用意も済み、お掃除も終わり、そうそう作りかけのマグカップの高台を削らなくてはいけないのでした。午後から陶芸教室へ。ちょっとで終わるつもりが結構時間がかかりすっかりと夕暮れになりました。前回釉薬を掛けた5つの小鉢は焼き上がっており持ち帰りました。結構使いやすい大きさなので、満足の出来ではありませんが日常使いにはなりそうです。いつか写真を載せられるような作品を・・・ では京都へ行って参ります。 |
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