この春は日本中が異常気象に振り回されているようですが、ここ八ヶ岳も例外でなく、桜も桃の花も1週間から10日も早くに満開を迎えています。そこであるびおんでは急遽一週間はやめて、今日にしました。でもお天気が・・・と気がかりでしたが、目覚めると雨は上がっており、予報より早くに回復したようです。お弁当と飲み物をそれぞれのディパックに詰めてサー出発です。お泊まりのお客様の内お二人が急に都合が悪くなり、今日は12人のお客様と私の計13人です。一人で皆さんをご案内するのは心許なかったのですが、ペンションたん歩゚歩゚、ペンション風路、ペンションきーすいんの3軒も一緒に歩くことになり、心強くなりました。総勢26人です。10時11分小淵沢発の普通電車で日野春駅(230円)まで行きます。 |
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日野春駅 元気満々、歩くぞーーという顔 | きーすいんの伊澤さんの指導で歩く前にストレッチ |
ここからしばらくスモモ畑が続きます。今日は雨上がりで、まだ山がハッキリと見えてきませんが、でも薄っすらと春霞に煙るようには見えてきました。肌寒かった朝からは思いもよらぬほど気温もぐんぐん上がってきて、汗ばむくらいにもなってきました。次は小休止の予定の満霊寺です。11時45分着 |
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みなさん色々持ってきたお菓子を交換してエネルギーの補給をしています。今日は桃畑に着いてからお昼にしたいのでちょっと遅くなるのです。 |
お腹を満たしたら12時に出発です。ここからは静かな小さな集落をいくつか越えて桃畑へと向かいます。白壁の家あり、手入れの行き届いた庭を持つ素晴らしい日本家屋あり、明るい野原や小径にはノカンゾウやヨモギ、ツクシ、ちょっと大きくなったフキノトウなど山菜が広がり、その間にはたんぽぽやスミレが春の陽を浴びています。ケマンソウ、ヒメオドリコソウ、ホトケノザ、カキキドオシなどいつもは同じように見えていたり、雑草として目もくれないで見過ごしている花たちもこんな時にはゆっくりと見比べてみてください。そして1つでも名前を覚えて帰ったならそれが今日のお土産です。 | ||
ノカンゾウの緑がやさしい水辺の小径です | 元気はつらつツクシンボウ | 野生の春蘭 |
途中の福祉施設・穴山の里でトイレ休憩をして、先を急ぎます。もう13時を回ったのでお腹もすいてきましたね。後15分ほどで最初の桃が見えてきますよ。薄暗い道に入ったと思ったらその先を見て下さい。ホラ、ピンクが見えますか?歩き出してから2時間弱。初めての桃畑です。いつも歓声の上がる場所です。 今日初めて出会う桃なのでここの桃が一番感激されるのかもしれません。でも、もっともっと大きく広がる桃源郷がこれからあるのです。でも感激してしまった皆さんはそんなことには耳も貸さずに(?)ここで写真を取りまくります。(笑い) きっと桃の花も喜んでいますね。13時25分着 |
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この頃になると気温は更に上がり、初夏を思わせる陽気になり、着ていたものを一枚二枚と脱ぎはじめ、朝のお天気から用心のために持ってきた雨傘は日傘となり活躍しはじめました。丁度そんなときです。この小さな桃畑を過ぎた道ばたに井戸があります。「石水」といってとても美味しいお水です。桐生さんのご主人が皆さんのために一生懸命汲み上げてくださいました。この井戸の由来は左のサムネイルをクリックしてください。 |
この先は次々と桃畑が現れ、桃の花真っ盛りの桃源郷へと入ってきました。山もクッキリとはいきませんが見えてきて、遠く富士山までも見えました。最終地点である桃の共撰場で一応解散して、それぞれのペンションに別れてお弁当を食べて帰ることにしました。もう13時40分です。お腹もグーグーと泣いています。桃畑に入って桃の下でお弁当を広げましょう。 |
秋山様ご夫妻 杉本様 杉本様 川田様 | 昭子さん 渡辺様 林様 桐生様ご夫妻 須藤様 新谷様 |
川辺様 長田様 |
今日のお弁当は筍御飯に肉団子・厚焼き卵・こんにゃくの胡麻よごし・甘塩鮭・柴漬けでした。 |
お弁当を食べ終わり、綺麗に片付けて、近くで作業をしていたこの桃畑の方にお礼に行くと、わざわざ手を休めて他の木の桃の枝を切ってお土産にとくれました。みんながお弁当を食べるときに露に濡れないようにと、この時季草刈りもしてくださっているそうです。こんなに気持ちよく大事な畑を使わせて貰えるところは少ないと思います。初夏にはここの桃を買いに来ましょう!!(右の写真多きくくなります) 皆さんはまだまだ元気で、この後、新府城址に登って上からこの桃源郷を眺めて帰ることになりました。 |
新府城址はこの先、右の小高い山の上にあります。県道を横切り正面に仰ぐ石段は二四九段。桐生さんののご主人と若い川辺さん長田さん、そして元気な須藤さんは階段ですたすたと登っていきます。他一同は脇の坂道をゆっくりと登ります。10数Km歩いてきた最後のこの登りは辛いのですが、上からの景色を期待して登ります。ここは桜もとても綺麗なところですが、今はわずかな花を残し葉桜となています。一昨年は桜と桃が同時に良かったのですが・・・・ |
こちらで桃の里・花のアルバムをご覧下さい |
新府城址からの桃源郷 | ||
城址に登っても皆さんこんなに元気です。 | ||
新府城址は、武田信玄の跡を継いだ勝頼が築城し、たった三カ月ほど在城しただけで織田、徳川軍の猛攻の前に自ら火を放って捨て去った、武田家の悲劇を伝える場所であるそうです。 |
新府城址からの桃源郷の眺めを充分堪能したら15時25分発の下り電車に乗れるように駅に急ぎます。駅へは下りのみなので頑張りましょう。新府駅は七里岩ラインにも国道141号にも接していず、分かりにくい狭い谷間にある無人駅です。すっかり晴れ上がった空にクッキリと富士山が浮かび上がって、私達を見送ってくれました。長いウォークでしたが落伍者もなく、本当に本当にお疲れさまでした。 |
桃の里ウォークのレポート 2000年から現在までのレポートがあります。是非ご覧下さい。 |
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