小淵沢の春を訪ねて

八ヶ岳歩こう会
2001.04.23(月)

 集合場所の小淵沢駅から、甲斐駒ヶ岳を始め南アルプスの山々が青空に映えています。振り向くと八ヶ岳もくっきり。編み笠山には僅かな残雪が白く残り、あれはなんの形だろうと毎日眺めるのですが、これといった形には見えません。良く残雪の作る雪形で豊作を祈ったり、種まきの時期を決めたりしますね。さて今日は「八ヶ岳歩こう会」でここ小淵沢の春を探して歩きます。小淵沢は八ヶ岳の麓の斜面にある町で、小海線より上に観光地やペンションのほとんどがあり、それより下が昔からここで生活していた方たちの生活地域となっています。いつも車で通ってしまうこの下の地域を歩くのが今日の楽しみです。ペンションあるびおんより250から300m標高が低くい所まで行きますので、きっと春もずっと先をいっていることでしょう。
 小淵沢駅から商店街を横切って南下すると綺麗なお蔵のならぶ道にでます。どこも新しいお蔵です。家を新しくするときに、漬け物やおみそを保存するのにも便利なお蔵もすてがたく新築するようです。それだけ使い道があるのでしょう。高野地区まで下り、東へと方向をとり右に南アルプス、左に八ヶ岳を見ながら深沢橋を渡って進みます。川辺にもやわらな緑が春を告げています。
    
 
 少し八ヶ岳に向かってのぼり、また東に方向をとり、東スポーツセンターへとむかいます。この間は田んぼのあぜ道や道ばたにたんぽぽ、スミレに混ざってもうワラビがでています。小さなお花を見つけてはあちらこちらと寄り道をしてしまい、いつも最後尾になってしまいます。
 

下の白っぽい2輪が日本たんぽぽです。萼が巾着のようにつぼんでいます。

 やがて東スポーツセンターに到着です。ここでトイレ休憩。元小学校だったところでグランドの周りには桜がぐるりと植えられていますが今はもう散っています。桜の向こうには残雪の南アルプスの山々が連なって見えます。
   


 さて休憩のあと、もう少し上にある「三峰の丘」にむかいます。ここは富士山、北岳、奥穂高という日本の三大峰が見えることからこの名前が付きました。今日は快晴です。見えました、見えました。そこで新しいカメラの威力を発揮しようと10倍ズームで穂高もとったはずなのに、ない、ない、ないのです。映っていないのではなくて写真がないのです。シャッターを押さなかったのでしょうか???   そこで6枚の写真を並べてパノラマ写真を作りました。この右の山がとぎれた当たりに奥穂高が見えているのです。富士山は左の横の方で入り切れませんでした。 
←富士山          ↑北岳                                   ↑奥穂高

富士山 北岳 奥穂高

 三峰の山をゆっくりと眺めて次の大糸桜にむかいます。ここよりまた少し登り、中央線を越え、小さなせせらぎを越え、また右に曲がり東へと進みます。田んぼや畑を横切りながらいたる所に春を見つけて歩きます。暑くも寒くもなく、ちょっと汗ばむとさわやかな風が通り抜け、とても気持ちの良い春の陽射しです。ぺんぺん草も大きく群生しているとかすみ草のようにキレイに見えたり、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、ケマンソウ、カキドオシなど似かよった花を識別しながら歩いたり、スミレの種類の多さに驚いたりしながらおしゃべりもつづきます。

 いよいよ大糸桜につきました。もう桜は終わりすっかり葉桜です。周りのスイセンも少し終わりかけていますがまだまだ綺麗です。色鮮やかなチューリップは今が見頃とばかりに日に照らされて輝いています。さーお待ちかねのお弁当です。

大糸桜について
スイセンと葉桜となった大糸桜
   
花に囲まれてお弁当 甲斐駒とチューリップの間を中央線が通ります。


 昼食のあとは更に北上して大井が森の別荘地をぬけ薬用植物園にむかいます。いたるところに別荘地ができていて開発の凄さに驚いたり、思わぬ花に出会ったり、庭先の花を愛でたり変化に富んだコースです。薬用植物園で30分ほど自由散策をして小淵沢駅へとむかいます。標高差が250m、17kmのウォークでしたが我が町・小淵沢町の素晴らしさを再確認できたウォークでした。


途中で出会った花々
   
シロバナエンレイソウ
アズマイチゲの群生 アズマイチゲ

薬用植物園の花々
   

カタクリ
アーモンドの花 わさびの花
薬用植物園について
薬用植物園
  
見かけた野鳥
   
木の芽を食べるヒヨドリ
1羽の雄に2羽の雌、その周りには何羽かの子キジも。一家で牧草地をお散歩中

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