これは八ヶ岳の四季の移ろいや八ヶ岳、南アルプス、富士山などの山々の表情、ペンションの日常、お客様とのふれあいをデジタルカメラで追った、ペンションあるびおんの「八ヶ岳デジカメ日記」の1ページです。

2000.11.24(金)
 今日はあるびおんも所属する八ヶ岳自然クラブの自然観察会です。このクラブは八ヶ岳ふれあいセンターが核となり、この地域に住む人たちが集まり、八ヶ岳の自然についてより深くふれあい勉強して、クラブの会員みんながそれぞれの立場で八ヶ岳を一般の方々に紹介できるようになれたら・・・というようなクラブです。(と私は理解しているのですが) でも会員の中には既に山梨県自然観察員であったり、野鳥観察、山歩き、植物学と色々な分野の第一人者の方も多いので講師には事欠きません。今日もこのクラブの会員でもあると共に山梨県自然観察員である大作栄一郎さんによる観察会です。八ヶ岳横断道より大平林道に入り、林の中の鹿の道を辿ってきました。夜行性である鹿は夜や早朝でないと見ることはできません。今は私達が歩くすぐ近くの藪の中でグッスリとお休み中です。(運が良ければ昼間でも合うことがありますが。)今はおやすみを妨げないように、昼行性の私達は彼等の通勤道路を辿り、彼等の夜の行動を想像しましょう。途中に現れる防火帯(山火事の時火がうつりにくいようにと麓から山頂にかけて一定の幅で木を伐採してあるところ。)からは上を見れば権現の山頂がくっきりと、下を見れば南アルプスは薄もやの中に浮かんでいるように見えました。

これは余談ですが1998年1月の大雪の時には鹿が餌を求めあるびおんの近くまでやって来たり、リンゴ園が大被害を受けたりしました。何しろ70年ここで暮らす人も初めてと言うくらいの大雪でしたから。また、この冬、富士見高原スキー場に行かれる方は第1ゲレンデのリフト終点から滑り出す前にフェンスの外をよく観察してみてください。よく鹿が群れています。

ご希望の方は大作先生に夜でも早朝でも自然観察の案内をしていただけます。
詳しくは
大作式自然察会へ
 
大作先生です。
鹿の通った跡→
まずは大平林道に入ります。この道を横切るように幾筋もの鹿の道があるのです。
霜柱がふまれたばかりのところは今朝通ったのでしょう。












向こうに見えるのが牧場です
林道からはずれて鹿の道を辿ります。その先は「鹿のお食事処」県営牧場に続いていいました。
←鹿のお食事処
右の有刺鉄線に鹿の毛が引っかかっているの見えますか?ここを頭を低くして角を通しくぐるそうです。
ここより観音平まで歩いて30分です
防火帯からの権現岳 防火帯からの南アルプス


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