今朝は昨日までの暖かさが嘘のように肌寒く、南アルプスを見ると真っ白に雪化粧をしています。私は気がつかなかったのですが、小淵沢も早朝、うすく雪化粧していたそうです。でも家を出る頃には爽やかに晴れ渡り、パウダーシュガーを振りかけたように雪化粧した山もくっきりと見えていました。集合場所の日野春駅には桃の花に誘われたのか、いつもより多くの人が集まっていました。いつものようにストレッチをして、サー出発(10:45)です。駅より、左にコースを取り、すぐに左に曲がってガードをくぐり、すぐ右に曲がると線路沿いのタンポポやオオイヌノフグリなどが咲く野の道となります。ここからは雑木林(写真右)を抜けたり、白い花が満開のスモモ畑(11:00写真左)を抜けたり、小さな集落の中を通ったり、昔、中央線が走っていたという真っ直ぐな道(写真左)を通ったりしながら穴山へ向かいます。この辺は七里岩と呼ばれている岩山の上です。七里岩とは、その昔、八ヶ岳が噴火したときにできた細長い(七里あるのかな?)岩山で、国道20号と141号の間を仕切るように国道と平行に連なっています。日野春、穴山、新府はこの台地の上にある集落で、七里岩ラインという道路でつながれています。今日はこの道路の左側奥を韮崎方面に歩いています。車もあまり通らない、静かないいコースです。目印となるものがないような所を何度も曲がるので、ちょっと説明しにくい、地元の人だけが知っているような道です。満霊寺(11:20写真右)で初めてのトイレ休憩をし、今では失われつつある門構えの立派な昔ながらの日本家屋に感嘆したりする内に穴山の里(12:04写真右)に到着です。ここでもトイレ休憩です。ここを出発し、お腹もすいてきた頃、丘の斜面に広がる桃畑が見えてきます。左手の桃畑の向こうには茅が岳がくっきりと見えています。左の写真を見るとわかると思いますが、茅が岳を中心とするや山々の姿が八ヶ岳に似ているのでニセ八つとも呼ばれています。桃畑の中には絵を描く人の姿も見られます。新府に近づくにつれ両側に桃畑が広がるようになり、左には茅が岳、右には南アルプス、振り返れば八ヶ岳と聳える山々も、今日は桃を引き立てるための屏風のようです。12:50分頃、新府にて自由解散。もうお腹もぺこぺこです。早速桃畑の中に入り景色が良く座りやすいところをさがし、お弁当を広げました。朝は肌寒かったものの、お昼には暖かくなり、気持ちの良いランチタイムでした。夏によい桃を出荷するために、大切に手入れをしている桃畑をこのように気持ちよく解放してくださる農家の方々に感謝、感謝。私達も荒らしてしまわないように気を付けなければいけません。私達がのんびりお昼をとっているそばで、農家の方が手際よくお花を摘んでいます。きっと良い実を付けるために摘花しているのだろうと思ったのですが、あまりの手際の良さにどうやって見極めるのか聞きたくなり、好奇心旺盛な私は聞きに行きました。すると待ってましたとばかりに(ごめんなさい。)快く、丁寧に説明して下さいました。それは摘花ではなく、受粉のための花粉を取るお花集めでした。サーお腹も、目も、心も満足した私達は高台にある新府城址にいって、上から桃の里を眺めることにして、重い腰を上げました。こちらは桜が満開で、風が吹くとハラハラ舞い落ちる中を歩きました。桜咲く新府城址も趣がありました。ここから桃畑を見下ろすとあたり一面ピンクの絵の具を流したようでした。。今日のウォークは、いつも車で通っている七里岩ライン、この道も桃畑を通っていますが、その奥に歩くのに最適なこんな素敵な道があったことを知ることができ、お天気にも恵まれ、スモモ、桃、桜とそれぞれに素晴らしいお花と景色を堪能できました。素敵な春の日をありがとうございました。
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