スイス・イタリア国境越ツアー
ZERMATT〜CERVINIA〜ZERMATT

02.22〜03.01
 スイス・ツェルマットにスキーに行っていたある日、国境を越えてイタリア側に行きたかったものの、私達はガイドも添乗員もなく個人ツアーできたので、二人だけで行くのは心細かったのです。でも取りあえずクライネマッターホーン(小さなマッターホーン)を目指し、そこで状況を見て行くか止めるか決めることにしました。そんな私達の不安を見透かされたのか、ロープウエイの中で関西から来ているツアーの人に声をかけられ、一緒に行きましょうと誘われました。そしてついに憧れの国境越えが実現したのです。氷河の上を越え、マッターホーンの裾野を滑り、国境を越え(誰もいなくてパスポートも見せることなく通過)、ついにチェルビニアスキー場の上の立ったのです。後は遙か下に見えるチェルビニアの町を目指して直滑降でひたすら滑るのです。ここはキロメートレースが行われたスキー場で、障害物が無く、ただただ広くどう滑ってもいいのですが、優雅にパラレルをやったり、ウェーデルンなどやっていたらいつまで経っても町には着けないのです。今日は早く下りて、おいしいピザやイタリア料理を食べて、お買い物もして、また山頂までロープウエイなど何本か乗り継いで、今度はスイス側をひたすらツェルマットを目指して滑り降りなくてはなりません。スピードがでているだけに転んだら大けがをします。でも周りは男性ばかりで、女性はスキーのインストラクターをしている人が2人いるだけです。連れてきてもらったので、足手まといにならないように必死で着いていきました。そんな私の横で主人はなんども「波留美、絶対に転ぶな」と叫ぶのです。今もその時の緊張感が蘇ってきます。でも何とか無事につき、お昼を食べ、スポーツ店でイタリア製のスキー用品を買い、それを背中にサンタクロースのように背負って(ちゃんと背負えるようになった袋に入れてくれるのです。)、いよいよ帰路に就きます。ながーいゴンドラやロープウエイを乗り継いでまたスイス側戻り、こんどはツェルマット目指し滑り降りるのです。最後にホテルまで送ってもらう馬車乗り場につく頃にはもうヘロヘロのヨレヨレで倒れ込むように馬車に乗りました。でも、もう一度今度は子供と一緒にと思っていたのですがちょっと体力に自信がありません・・・・・でも行きたいなー。




 ツエルマットには普通の車は入れないので、馬車か電気自動車が交通手段となります。蛍光灯もほとんどつかわれていないツェルマットの街はまるでクリスマスカードの絵のようでした。





 ゴルナグラートへ向かう登山電車の中からのマッターホーンです。スキーをしている間毎日お天気に恵まれラッキーでした。この日はゴルナーグラート(3100m)からの滑降を楽しみました。






 登山電車はいっぱいの人でも、滑り出すとこんなにまばらになってしまうのです。





 さー、この日はイタリアへのツアーです。シュヴァルツゼー、トロッケナー・ステージで乗り継ぎながらクライネ・マッターホーンの駅(3820m)まで登ってきました。テオドールパスを越えチェルビニアへとひたすら滑ります。写真は国境です。





 これがイタリア・チェルビニア側から見たマッターホーンです。スイス側から見たあの凛々しく美しい姿とは大違い。









 マッターホーンの麓にあるチェルビニアの街です。大きなピザやボリュームあるイタリア料理でエネルギーの補給をして、さらにここでフィラなどのスポーツウェアーを山ほど買い込んでまたスイスに帰りました。
              モンテローザ、リスカム、ブリシュホーン、クライネマッターホーンなど

帰路シュヴァルツゼーでこの景色を眺めながらコーヒータイム
この2枚はスネガ方面のロープウエイから撮ったマッターホーンだと思います。写真をクリックすると大きくなります。
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