第150回 ほろ酔い勉強会

2003年12月10日(水)

諏訪中央病院


記念講演  永 六輔
おまけの対談 内藤 いづみ  
鎌田 實

 今日は諏訪中央病院で「ほろ酔い勉強会」がありました。この3人の方々の本を何冊も読んでいたので、今日は生でお話が聞けるとたのしみにしていました。

 永六輔さんは開演20分間から壇上でユーモア交え会場整理です。既に玄関から4階の講堂まで人でびっしりです。今日は特別に会場が看護学校の4階にある講堂に変更になったのです。エレベータもないのですがおじいちゃんもおばあちゃんも文句も言わずに階段を上がってきます。永さんに言わせれば「みなさん一時間も前にきたり、4階まで文句も言わずにあがってきたり、居るところがないのですねー」と笑わせるのですが、今日の講演がいかに人気があるかが伺えます。と同時に150回も続いてきたほろ酔い勉強会ですから、諏訪市民の健康への関心の高さと、このように開かれた病院を築いていらした鎌田先生のすばらしさをひしひしと感じました。
 鎌田先生とグラフィックデザイナー原田泰治さんが入場です。ほろ酔い勉強会の100回の時にさだまさしさんと原田泰治さんでミニコンサート&トークを開いたようです。今日は観客としていらしたようです。
 この頃になると会場は椅子席は勿論、通路も壇上も座り込む人で一杯です。会場からあふれている人に、永さんがどんどん中まで、壇上でも良いから前にきてくださいと言い、看護学校の生徒が自衛隊の救援物資のように座布団代わりに毛布やタオルケットを運び込みます。ここにも諏訪中央病院らしい優しさを感じますね。


 初めに永六輔さんの講演です。お父様を別室でモニターを見つめるだけで看取った経験、お母様を抱きしめながら看取った経験、奥様を最後まで自宅で看取った経験をふまえて「いのち」の重さを大変ユーモアあふれる軽快なタッチでお話しされます。とても大切なことをお話しされ、こちらは聞いているのですが、会場は常に笑いの渦です。これが永六輔さんの講演の魅力なのでしょう。天国の奥様も涙ながらに語る永さんよりこんな姿にエールをおくっていらっしゃるのでしょう。


 山梨県に生まれ医大卒業後英国のホスピスで研修を受けて英国人のご主人と帰国、甲府にふじ内科クリニックを設立。日本ホスピス・在宅ケア研究会山梨支部代表。24時間患者さんのいのちに寄り添っている素晴らしい先生です。それと同時に素敵な奥様であり、また3人のお子さまの素晴らしいお母様でもあるのです。イギリスからちょうどいらしていたご主人のお母様もご一緒にご一家であるびおんにお泊まりいただいたこともありますが、とても素敵なファミリーでした。「最後の輝きのために」、「笑顔でさようならを」などの著書を読むと生きることの大切さ、いのちの終わり方の大切さを感じます。
 永さんの講演の後は内藤先生と鎌田先生も加わって、良い患者になるためには?良い医者の選び方は?についてそれぞれの立場でお話下さいました。
永さんの良い患者になるための十箇条に「もしまだ死んでいないのに先生がご臨終と言ったら死んだ振りをしてあげましょう」言うのがありますが、医療ミスがあっても「先生もあんなに一生懸命手を尽くして下さったのだから」と心から思えたら・・・



  諏訪中央病院保健医療福祉管理者の鎌田實先生。「がんばらない」「あきらめない」などの著書でも全国的に有名ですが、放り出さない医療を目指して、諏訪中央病院を素晴らしい病院に作り上げていらしただけでなく、地域住民と病院とをこれ程まで密着させ、住民の健康に対する関心を高め長寿市となり、病院は住民のボランティアの力を借りてより患者に親切な、患者の立場に立った医療を行うことができていることが素晴らしいです事です。ほろ酔い勉強会も150回。この開かれた勉強会が病院の閉鎖的な壁をうち破ったのでしょう。
これは鎌田先生が作られた十箇条です
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