山中湖 オフ会旅行
 

珍道中の始まり〜

1月9日、10日と掲示板でお馴染みのkikoさんのご招待でmayumiさん、piroさん、私の3人は山中湖、富士山をたっぷりと楽しませていただきました。
東京組のkikoさんとpiroさんが車で大月へ、mayumiさんと私は電車で大月へ。9時23分には合流の予定。おしゃべりに盛り上がった私たちは「さるはし」の駅名を窓の外に見て「アー猿橋だわ。この橋は大月だから、きっと次ね。一度猿橋を見てみたいのよねー」と暢気に網棚から荷物を降ろして下車準備。そこへkikoさんから電話「ねー普通じゃなくて特急にしたの??」「ううん、予定通り普通よ。今、猿橋だからもうすぐよ」とわたしはすごく冷静。すぐトンネルで通話切れ。トンネルを抜けると次は大月ではなく「とりさわ」。ここで初めて、mayumiさんと私はもしかして乗り過ごしているのでは?と気づきあわてて転げるように下車。すでに2駅も過ぎていたのです。あ〜〜、最初からなんということでしょう。さっきのkikoさんのうわずった電話の意味がやっと理解できたのです。
でも携帯という便利なものが今はあるので、車で迎えに来るか、下り電車に乗った方が早いか検討して電車で大月に戻り、やっとやっと首を長くして待っているkikoさんとpiroさんの待つ大月にたどり着き4人はめでたく合流できたのでした。もうここまでで笑いに笑い転げた私のお腹の皮は痛くなってしまいました。

 さてここからは名ドライバー、名ガイドのkikoさんのご案内で河口湖に向かい、太宰治が3ヶ月余りを、2階の一室ですごし、太宰に大きな転機を与え、その後未完ながら「火の鳥」を執筆したといわれる「天下茶屋」へ。ここで富士山と河口湖を望みながら「きのこほうとう」をいただきました。良く笑ったのでお腹もぺこぺこ。
 
幻のダイヤモンド富士

さて車中でのおしゃべりと笑いは尽きることなく、午後は荷物をほどき、またお茶とおしゃべり。
 夕方からはkikoさんが調べてある時間に山中湖・花の公園からダイヤモンド富士を眺め、紅富士の湯に浸かり、お食事をして又ここに戻る予定。みんなで温泉セットを手に車に乗り込み、ダイヤモンド富士に向かいます。もうすぐダイヤモンド富士というところでふっと気づきます。私の手にはバッグと温泉セットだけが。「カメラがなーい!!」「えー!」
そのために重たいデジ眼持ってきたのに。ごめーーん!!

 この日の富士山には雲がかかり、それでも山頂に太陽が沈むときには雲間から太陽が輝き、ダイヤモンドに。皆さんご想像ください。
カメラや性能の良い携帯でパチパチする中で、私一人手持ちぶさたにダイヤモンド富士を眺める夕暮れでした。
そのうちkikoさんからの投稿があるでしょう。

 紅富士の湯はゆったりと気持ちよく、4人で入った岩盤浴は体が温まりました。
 
一日の始まりは暗い内から

昨夜は12時までおしゃべりは尽きることなく、それから暖かなお布団に入りぐっすり。
物音に目覚めるとまだ真っ暗ですが、kikoさんは外を眺めています。寝ぼけ眼の私も外を見ると、目が慣れるにつれ真っ暗な中に大きな富士山のシルエットが見えてきました。雲一つかかっていないようです。これからここで開けてゆく富士山を眺めるのねーと勝手に思っています。ところがkikoさん、しきりに時間を気にしています。「ねー、県境まで行って朝日を見る?」というやいなやお出かけ準備。他の3人は寝間着起き巻の上にコートを羽織り、カメラを(そう、今朝は忘れず!!)持って追いかけます。神奈川県と山梨県の県境峠です。そこから少し歩いて見晴らしの良いところへ行くと、低いところに雲があって、雲間から真っ赤な太陽が顔を出しました。(6時55分)その果てには江ノ島の灯りまで見えるとか。まさか今日相模湾からの日の出を拝めるとは思ってもいませんでした。

次は三国山の中腹にあるパノラマ台へ。富士山が赤く燃えて紅冨士になっていきます。kiko博士によると
赤富士:雪の無い富士山が朝夕の光で赤く染まること
紅富士:積雪期の富士山が朝夕の光で赤く染まること
だそうです。今日は紅冨士です。

それが終わると逆さ富士の名所です。わー素晴らしい!!
みんなそれぞ逆さ富士を眺め、写真を撮り、大夫経った頃です。さーみんなで記念写真をとなりました。交代でmayumiさんにカメラのシャッターをお願いしたときです。ファインダーを覗きながら「あらー、逆さ富士が見えるのねー」と感激しています。こちらでポーズをとっている3人は「ぎょっ!!」「今まで何を見ていたのかしら?」「だってずっと携帯で撮っていたわよねー」とそのmayumiさんにビックリ仰天!!


 
おあずけ!

さー、逆さ富士もゆっくりと楽しんだので、最後の一枚を撮って帰り朝食を食べましょう。と、思ったときkikoさんの声。「ない、メーモリー不足だって。メディアを入れてなかったみたい。」「だって撮れてたのでしょう?」「内蔵メディアが入っているから」「じゃ大丈夫じゃない。お家のパソコンの中ね」といいつつ車を走らせましたが、途中止めてカメラを確認すると内蔵メディアに昨日の映像は有りません。ということは今朝落としたのです。直ぐにUターン!!電池交換した所に落としたのです。でもどこで交換したか思い出せないほどkikoさん動転。みんなで歩いた場所を探しますが見つかりません。砂地の湖畔は見つかりやすいはずなのに。あきらめて帰ろうとしたときです、piroさんが小さな黒いスティックを見つけました。それも誰かが来たら蹴飛ばして水に落ちてしまうほど水際で。あー良かった。
 まだ8時20分ですが、今日は長い朝でした。もう半日たったみたい。温かなご飯と富士山が何よりのご馳走です。


富士山三昧

 
昨日より雲もなく、良く晴れそうです。食事をしながら富士山の5合目まで行くことになり、手早く片付けて(こんな時女性だけだと早いこと早いこと)出発。
富士スバルラインは4合目までの開通。標高2200mですが思ったほど寒くなく、南アルプス、八ヶ岳が見えました。(写真1)


富士山大沢崩れも雪に覆われ、輝いています。(写真2)


下って本栖湖へ行き、湖畔でお昼。富士山も見る位置により霞がかかったり、すっきりと見えたり、姿形だけでなく見え方も変わります。本栖湖畔からはブルーの紗をかけたような富士山でした。(写真3)


富士ヶ嶺に行くと今度は迫るようにすっきりとした富士山です。(写真4)



 
お待たせのダイヤモンド富士

昨日は手持ちぶさただった私。今日は雲一つかからない富士山を前にダイヤモンド冨士を焼き芋を頬張りながら待っています。
カメラマンも次々集まってくるようですが、平日のこともあり、数は多くありません。
さーいよいよ始まり始まりです。お待たせのダイヤモンド富士です。

この日本一のダイヤモンド。一体何カラットでしょう。

このダイヤモンドの価値に匹敵するような素敵な絆を今回の旅のお土産に帰路につきました。

最後までドジをしなかったpiroさんはあまりの周りの騒ぎにちょっとお疲れ気味。大丈夫かな?そして私は最後の最後までドジで、kikoさんの車にお土産を忘れました。m(_ _)m でも心のダイヤモンドはしっかりと持って帰りましたよ。