八ヶ岳・小淵沢のペンションあるびおんによるルバイヤート(丸藤葡萄酒工業)の紹介です。

ルバイヤート 丸藤ワイナリー RUBAIYAT

ルバイヤート


 葡萄の季節のある日、小さなワイナリーを訪ねて見ようと、勝沼にある丸藤ワイナリー・ルバイヤートを探して訪ねてみました。丸藤酒造という小さな看板を頼りに路地を入っていくと、小さな駐車場があり、その反対側に白壁の日本酒の造り酒屋のような建物が見えました。でもその漆喰の白い壁には確かにMARUFUJI WINERYと書かれ、近づくに連れヨーロッパの雰囲気が漂ってきますので不思議です。入ってもいいのかな?と思いつつも足を踏み入れてみました。


 ここではまだ今年のワインの製造は始まっていないようでしたが、どこからかここの方が現れ、話しかけてくださいました。招き入れられたカウンターのあるテイスティングルーム兼売店で、ポツポツとワイナリーの始まりのこと、ここで作っているワインのこと、ルバイヤートの名の由来などを話してくださいます。この方が代表取締役の大村俊史さんです。この方と4代目の大村春夫さんとでこのワイナリーを守っています。かたくなに、こだわってワインを作っているという評判でしたが、どんなことにも気さくに答えてくださるお人柄に、しばしここで話し込んでしまいました。この後の見学はどこでもご自由にといわれましたが、日曜日で何も動いていない工場内のどこを見ればいいのかな?と迷いつつ中には行ってみました。まさかこの奥にこんな空間があるとは思えわずに・・・・・

 工場の一角にある小さなお部屋ですが、年季の入ったテーブルや白壁のくすみに歴史を感じます。今も研修室として使われているようで、きっとここでワイン作りについての熱の熱い議論がされているのでしょうか?
  
 細い通路が見えました。栓抜きやぶどうのボタニカルアート等飾られています。反対側には樽に入ったワインが静かに休んでいます。この先には何があるのでしょう?
 


 奥に進むとほの暗い中に「R」の文字が浮かび上がり、まわりには無数の星が・・・・。そこから左に折れて、細長くつづくのは瓶貯蔵庫でした。90,000本のワインが眠っているとか。壁にキラキラ輝く星はなに?夢の世界を作り出しているこの星はなに?
 ここは元、ワインを貯蔵しておくコンクリートタンクだったそうです。この壁に輝く星はその名残の酒石です。昔からのワインの結晶が何かを語りかけてくるようです。


 瓶貯蔵庫の突き当たりはこんな素敵なステンドで飾られています。この夢の部屋、この雰囲気を感じていると、ここで作られるワインも自ずと分かってくるような気がしてきます。
ルバイヤートの名の由来

ペルシャの詩人達が人生の苦しみや憧れを4行の詩に託して謳った詩集をルバイヤートと呼んでいました。その最大の詩人はオマルハイヤームであり、その作品の中には紅い美酒と美女を謳った詩が多いことから、詩人・日夏耿之介先生がこのワイナリーにふさわしいと命名されたそうです。


大切に育てたワインを、こうして自らの手でお客様に手渡してゆく。小さなワイナリーだからこそですね。
2001.09.02 記

 あるびおんはここのワインを置いています。あるびおんのお料理と共にお楽しみください。


ルバイヤートに関する詳しいお問い合せはこちらへ。
丸藤葡萄酒工業株式会社
〒409−1314 山梨県東山梨郡勝沼町藤井780
TEL:0553−44−0043 FAX:0553−44−0065
E−mail:rubaiyat@wine.or.jp


http://www.wine.or.jp/rubaiyat/
ワイナリーへのACCESS等はこちらのHPで

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