八ヶ岳小淵沢のペンションあるびおんによる花の歳時記です。

山梨県、八ヶ岳、ペンションあるびおんの花の歳時記
2006.05.01(月)〜2006.05.27(土)


2006.05.27(土)
 5月はお天気が悪く日照時間が短いそうです。そして今日も肌寒くストーブを焚いています。あるびおんのプランターのお花もいつもなら一度目の刈り込みをする時期ですが、まだそんなに伸びていません。今はピンクのシャクナゲが綺麗に咲いています。蔓同士絡まっていたのを綺麗に整理してあげてモンタナも満開。紫のテッセンは大きな蕾を沢山付けています。大輪の花が咲くのが楽しみです。

2006.05.20(土)


 今日はまだ安定していませんが晴れ間が見えました。ちょっと風も強いけれどクロユリも開きました。訪ねてくれたお友達と庭を一回りしていると、2,3年前に頂いたライラックに一房の花が付いていました。裏の林の中ではイカリソウやヒトリシズカ、スズランやチゴユリが咲いています。



2006.05.16(火)
 お隣との境の枕木の元から毎年ユリのような葉が春に出てきていました。もう、3,4年になるでしょうか。雑草を抜くときもこれだけは気をつけて抜かないようにしていましたが、今までお花が付いたことがなかったのです。所が今年はこんな黒い蕾が二つ仲良く付いています。クロユリではないでしょうか?
根気よく抜かないで待って良かった!!苗を頂いた覚えもないし、何処かで買って植えた覚えもありません。鳥さんが運んできたか、何かの苗に紛れてわが家にやってきたのですね。
 『君の名は』のテーマ曲の一つに「クロユリの歌」があってその歌詞は、「クロユリは恋の花
愛する人に捧げれば、二人はいつかは結ばれる、・・・・・
」だそうですが、私の時代ではないので知りませんでした。うっそーと思っている方、本当ですよ本当!だって私の同期の友人はお父様が『君の名は』の真知子ファンで友人の名は真知子になったのですから。
 

お天気になったら開くかな?
ここも踏まれないように鉢で囲って大事にしておきました。



2006.05.15(月)
 14日にはじめた花壇の加工はこうして苗を植えて完了。花後の剪定もしやすいので2度お花を咲かせたいですね。
枕木に娘の小さいときに焼いた陶板を貼り付けた今までの花壇
 
小枝で作られたトレリスを横に4枚貼り付けてクレマチスを這わせる。枕木全体を蔓が覆って、薄紫のお花が咲く日が楽しみ。
 
花壇に近付いた時クレマチスの株元を踏んで蔓を切らないように植木鉢で株元を保護。



2006.05.14(日)
 あるびおんの南側・お隣との境にフェンスがあり、そこにはモッコウバラの奥にクレマチス・モンタナと薄紫と紫の二種の大輪のテッセンが植わっています。余り手入れをしてあげなかったので、蔓は伸び放題上に登り、太陽を求めていった3種類の蔓がフェンスの頂上でこんがらがっています。見て見ぬふりしていましたが、今年はモンタナに沢山のつぼみが付き、この状態では余りに可愛そう。つぼみが付いている蔓を外すのも可愛そうだけど、お花が終わってから・・・なんて言っていると益々蔓が伸びてどうにもならなくなりそうです。脚立に登り、絡まっている蔓を根気よく外し、もう一度誘導し直しました。モンタナ以外は剪定をしてあげないと下部にお花が着きません。誘導して整理したので、今年は花後にちゃんと剪定して上げましょう。宿題がこれでまた一つ片付き胸がすっきり!
 ついでに先日から考えていることを実行。家の北側に枕木を積んで一段高くなった花壇があり、この枕木部分にクレマチスを這わせる計画。枕木は南向きなので良く陽が当たります。でも枕木では蔓が絡まないのでこの前を絡むようにしなければなりません。出来るだけ自然の風合いにしたいので、小枝で絡まるフェンスを組もうとしたのですがちょっと面倒になり挫折していたところ、今は何でも売っているものです。小枝を組んだトレリスを発見。これを買って無事計画が実行できそうです。今日は不器用な私が釘と金槌でこれを枕木に貼り付け、先日買っておいたクレマチスの大きな苗(これまた絡まっていてほどくのが大変でした)を植えてそこに這わせました。トンカントンカン危なげな音を立てていたら、お隣のおばあちゃんが出てきて「枕木は固いから大変でしょう」と心配げに見ていました。



2006.05.12(金)
 昨日、山野草が籠や軽石や植木鉢に植え込まれ、大夫苗が減ったのですが、今日またsweetviolet・匂いスミレのもも花の苗を買ってしまいました。家のまわり中に紫、白、白に紫の斑入りなどのスミレが今沢山咲いていますが、このsweetvioletは是非手に入れたいお花だったので嬉しくなりました。先日作った野原花壇に植えて増えるのを楽しみにします。写真は紫ですが私のは来年ピンクの花がが咲くはずです。



2006.05.11(木)
 今日茅野の標高1000mくらいの林の中を歩いていたときに、初めて三輪草を見ました。初めは二輪草の群生を見つけたのですが、他の群生で仲間が「これ3輪咲いているよ」と見つけたのです。一輪草から三輪草まであるのですね。その傍には羅生門葛・ラショウモンカズラも群生していました。こちらも私ははじめて見るお花です。名前が凄いのですが、その由来も「京都の羅生門で渡辺綱が切り落とした鬼女の腕に似ている」事からつけられたそうです。う〜〜ん?

三輪草・サンリンソウ

羅生門葛・ラショウモンカズラ



2006.05.10(水)
 今日は時折雨がぱらつくものの、曇り空で涼しく庭仕事には良いお天気です。家の中のことを片付けて2時からやっと庭に出られました。これからお客様のお夕食を作る時間までが今日の自由時間。今日は南側フェンスの手入れをすることにします。半面を覆っていたモッコウバラがこの冬の寒さと乾燥で大夫枯れ込んだのですが、良く見ると昨年出たシュートからは新しい芽が出てきています。かなりの太さに育った大元の茎はほとんど枯れていて、地際は虫に食べられています。その下からまだ生きている茎が2本出ていますので、それを切らないように鋸で枯れた太い茎を切りました。茶色くなった茎を全て取り除くとフェンスもすっきり。これでまた元気にフェンスを覆ってくれるでしょう。今年はツルニチニチソウや芝桜なども枯れ込み、思い切って枯れた部分を切りましたが、今はその元から元気に花が咲いています。モッコウバラも茂りすぎていたので、丁度良い剪定だったかも知れません。奥のクレマチスの所が少し隙間がありますので新しく買った紫の四季咲きクレマチスを足しました。



2006.05.09(火)
 今日は山野草の苗やさんを3軒はしご。いくら時間があっても足りなほど見ていると楽しいのです。北海道で買った軽石(その時こんな重たいもの買ってどうするのと笑われたのです)の中には何を入れようか、お友達から頂いた蔓籠には何を入れようかと考えながら見ているのが。もう何種類か家に買って有るのですが、一度植えると何年かはそのままですから初めによーく考えて植え込まないと。だから迷いに迷うのです。余りに可愛い花姿に今日はちょっと奮発してウチョウランやイワチドリも買ってしまいました。でも毎日植えるより買う苗の方が多くて、家には苗が溢れていくばかり。ハーブミックスも家で作ろうと種を買ってあるし、シソやバジル、ルッコラ、オレガノも植えなきゃいけないし。そうそう苔玉のお化粧直しもしてあげなくては。



2006.05.08(月)
 さて今日は新しく花壇を作ることにしました。表からは見えないけれど、客室から見える花壇です。南側ですが2階勝手口への階段の下で夏には日向から半日陰のようになります。決して条件が良い場所ではないのです。だからこそ、そこを綺麗にしたいのです。その半日陰の奥にはコゴミ、ミョウガが植えてあり春と夏に収穫しています。でも今花壇にしようとしているところは深く砂利が敷きつめてあります。まずこの砂利を取り除くのに2時間。深く固く埋まっているのでほぐしながら出します。砂利の下は粘土のような赤土でした。丁度大きな袋一杯の細かいおが屑のようなウッドチップの処理に困っていたのでコーランという腐食を早める微生物資材と落ち葉と油かす、骨粉を混ぜて花壇の一番下に敷きつめました。これに植え込む苗の根が直接当たると飼料焼けして大変なので、更にこの上には厚く土をかぶせます。植えるときはここまで掘らないように気をつけて植え込みます。やがて腐食が進んだときにはここに沢山の根が張って元気に育ちます。4月8日にも書いたようにプランターでも私は落ち葉と米ぬか、骨粉など混ぜて一番下に敷いておくのです。堆肥を作りながら植物を育てるのです。花後プランターの土を空けるとこの落ち葉の中に肥料を求めて伸びた根がびっしりと入り込んでいます。さて花壇の用土には裏の林から黒土を掘って、ピートモスと籾殻燻炭、腐葉土、マグアンプKを混ぜて入れました。さていよいよ植え込みます。日向部分にはワイルドフラワーの種を蒔いて出た苗(どんなお花が咲くか分かりませんが色々ミックスで咲くはずです)や吾亦紅、日向から半日陰にはホタルブクロ、都忘れ、白スミレ、オダマキ、クリスマスローズ、ギボウシなどをアトランダムに植えてみました。横には元々水仙が植わっています。一坪にも満たないような花壇にこれだけの種類を植えたのは、春から秋まで野原のように次々お花が咲いてくれたら良いなと思ったのです。さて思うように行くでしょうか?今年は何でも植えてみて、ここで生き残れるものを模索しながら気長に小さな野原花壇を作るつもりです。



2006.05.06(土)
 今日はGWの間中行きたくてウズウズしていたミヨシペレニアルガーデンへ行って来ました。前庭は東向きなので、正面、とくに向かって右側はこれから木々の葉が出ると半日日陰になります。色々植えてもだんだん絶えて来るので、今日は半日陰で育つ宿根草苗を買ってきました。花壇の中は大方宿根草にしていますが、増えて欲しいものが増えなかったり、余り増えないで欲しいものが増えたりで最初に意図した花壇とは違ってきますので、何年かに一度植え替えが必要ですね。今年は丁度そんな年のようです。フシグロセンノウ、マツモトセンノウやトラディスカンティア、翁草、ホトトギス、タマシャジンなど植えてみましたが、どれがここで育っていくことでしょうか。それに加えて、先日お友達に頂いた蔓籠に寄せ植えする苗も買ってきました。

 花壇に少し土を足したくて、裏庭の黒土(とても根が張っているので堀ににくいのですが)を取りに林の中にはいると、またタラノメやコシアブラが食べ頃になっています。それに今まで見たこともないのですが、裏の沢に沢を覆うように低いところに清楚な桜が咲いています。山桜のようです。沢に降りて見ると、大きな桜の木が倒れており、それから伸びた枝が復活したらしく、今年綺麗に花開いたようです。それと同じ花をつけた、私の背丈位の木が二本裏の林の中に有ることにも気づきました。この沢の桜から実生で育ったのかも知れません。そして今年はあちらにも、こちらにもまだ小さいながら山吹が花をつけています。みんなどこからか種が飛んできて、自然に生えてきたものです。あるいは沢山来る野鳥達が種を運んでくれたのかも知れません。今までお花の咲く木がほとんど無かった落葉樹の林も、ミツバツツジが咲き、桜が咲き、山吹が咲き、ほとんど手を加えないこの裏の林も、こうして少しずつ植生を変えているのですね。
さて採れた山菜を天ぷらにしてお客様に、そして帰省中の娘にたべさせて上げましょう。



2006.05.04(木)
 裏庭の芽吹きが始まり、こうなるとあっという間に緑で埋まっていくのです。まだ陽のさす林の足下では可愛いサクラソウが咲き始め、シロバナエンレイソウもいつの間にか花をつけています。タラノメやコシアブラもしばらく採れそうです。心配していたモッコウバラも、シュートは生きているようで、そこから小さな芽が出てきました。良かった。

サクラソウ
コシアブラ タラノメ



2006.05.01(月)
 寄せ植えやハンギングも容器にお花がなじみ、花壇も水仙が咲いたり、ポリアンサスが淵を飾り春らしくなりました。今年はエントランスに一工夫。中央に細かい砂利が敷いてあるのですが、その中の飛び石の脇にローマンカモミール(全草がりんごのような薫りで、横に広がって増える)とイブキジャコウソウ(シソ科イブキジャコウソウ属に属し,日本各地の山岳地帯の岩場などに分布する植物だそうだ。日本の匍匐性タイムの1種)を所々に植えてみた。緑と薫りのパッチワークになることを願って。

今日は主人が野鳥を撮りに行く林の中で水芭蕉を見ました。沢山咲いている座禅草はもう葉が大夫でていました。

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