八ヶ岳小淵沢のペンションあるびおんによる花の歳時記です。

山梨県、八ヶ岳、ペンションあるびおんの花の歳時記

2006.06.06(火)〜2006.10.16(月)

2006.10.16(月)
 秋は紅葉だけでなく、いろいろな木の実や花の種がきれいな季節です。ナナカマドも真っ赤になりますし、ヤマボウシの実や、ヤマブドウ、アケビなどが高い木に絡まって実っています。マルメロやカリンは黄色の実をつけていますし、リンゴも美味しそうに実っています。今日の写真はマユミの種です。ピンクの殻がはじけて真っ赤な種がのぞいています。やがて種は地上に落ちて、この殻がドライフラワーのように木に残ることが多く、真冬に雪の中で花が咲いているように見えることがあります。



2006.09.25(月)
 棒道は一年を通じて9月が一番お花の多い時期です。白や薄紫のノコンギクやシラヤマギク、アキノキリンソウ、赤や黄色のツリフネソウ、タデの仲間も群生すると綺麗です。
どうかゆっくり、ゆっくりと歩いてください。ススキの陰や林の中で観音様も微笑んでいますよ。
棒道の観音様
  
このまま切り取って額にしたいような花の群生 野菊とアキノキリンソウの咲く道



2006.09.15(金)
 田圃の稲穂も重たげに頭を垂れはじめ、実りの秋を感じます。そばの花もまだまだ綺麗で、どこを走っても真っ白は蕎麦畑に出会います。今日のそばの花をご覧下さい。



2006.09.08(金)
 今年は雨が多かったりで、玄関前の花が思うようにきれいに咲きませんでした。でも屋根のついているこのベランダのハンギングはこんなにこんもりと咲き誇っています。ベランダを訪れる野鳥やリスも時には「綺麗だな」って眺めているかしら?
 



2006.09.05(火)
 今日は三味線滝までのウォーク。秋の花がまだ沢山咲いていました。今まで見過ごして、名前も知らなかった花にもみんな名前があるのです。
今日はこの道で見つけたタマアジサイ(玉紫陽花)の蕾〜開花までの状態をお見せしますね。
 
タマアジサイ  ほころびはじめ
咲き始め



2006.09.02(土)
 すっかりと秋の気配の入笠湿原に咲く花たちです。秋の空にアカトンボが飛んでいます。今日の花のアルバムです。写真をクリックすると大きくなります。
初秋の入笠湿原


麓の富士見高原ではまだ蕎麦の花が綺麗です。今日の蕎麦の蕎麦畑



2006.08.29(火)
 八ヶ岳の麓に蕎麦の花が咲き始めました。毎年八ヶ岳山麓では蕎麦畑が増えてきているようで、あちらでも、こちらでも白い絨毯を敷いたように蕎麦の花が咲いています。でもまだ咲き始めで、これから咲く所も多く有ります。蕎麦は生育が短期にも拘わらず、日長と温度が適当であれば栄養成長と生殖成長が同時におこなわれ、片や実をつけながら一方では成長し続けて花房をつけて咲き続けるので花期が長いのです。
蕎麦の花を見たら、株により花が違うのをよーく観察してみてください。左の写真は短柱花といてピンクの雄しべが長く、中心の雌しべ(花柱)が短いのです。また右の写真はこれと逆に中心の雌しべが長く、ピンクの雄しべが短い長柱花です。どちらも株毎同じ花が咲きます。蕎麦は短柱花と長柱花とでしか受粉できず、自花の花粉で受粉することができないのです。
短柱花といてピンクの雄しべが長く、中心の雌しべ(花柱)が短い 長柱花といてピンクの雄しべが短く、中心の雌しべ(花柱)が長い



2006.08.24(木)
 お客様をお送りしたついでに撮ったお花の中で、今日初めて出会い、前を知った物があります。それがヌスビトハギハエトリドクソウです。雑草と思って通り過ぎて行く野花の中にも、良く見ると面白い物がまだまだ沢山ありそうです。
 
ヌスビトハギ(盗人萩)
盗人の忍び足の足跡に似ているからこの名が付いたそうです。
ハエドクソウ、ハエトリソウ
根の絞り汁からはえ取り紙を作ったことからこの名前が。実は先端がカギ形になった鞘に包まれ、セーターなどに良くくっつく。

 
ツリガネニンジン
「山でうまいのはオケラにトトキ、嫁にやるのもおしござる」といわれるほど、春先のツリガネニンジン(トトキ)の若芽は非常に美味しいらしい。天日で充分乾燥させたものを生薬で沙参(しゃじん)といい、のせき止め、たんきり、のどの痛みを止めるのに効き目があります
アザミ キンミズヒキ



2006.08.20(日)
 夏休みの忙しさに、花の歳時記も更新できないうちに8月も終わりそうです。あるびおんの庭には今年植えたフシグロセンウがオレンジ色の花を幾輪も咲かせ、こぼれ種から出来た苗を植えたマリーゴールドが咲き始めました。八ヶ岳のあちらこちらにはコスモスが風に揺れています。ミヨシペレニアルガーデンは夏の花が色鮮やかに咲き、秋めいた青空に冴え冴えとしていますし、明野ではまだまだ見頃のひまわりが南アルプスを背に元気に咲いていました。今年は雨が多くだいぶ倒れたと聞いていたですが、思いの外元気なひまわりを見て、こちらまで元気になりました。
 



2006.08.02(水)
 今八ヶ岳の2000m位の高原ではこんな花が咲いています。
コケモモ(苔桃)
今の時期は花も実も見ることが出来る。

ミヤマオトギリソウの蕾は赤い

ミヤマオトギリソウ(深山弟切草)
この花を傷薬としていた鷹匠が秘密を漏らした弟を切ってしまったという伝説からこの名前が。

ヨツバシオガマ フウロ
アキノキリンソウ キバナノヤマオダマキ



2006.07.31(月)
 気温が上がり、一気に開いてしまったスカシユリ。スカシユリ系はこのように上を向いて咲くらしいのです。スカシユリの名前の由来は花びらが根本で離れて透けているからとか。それなら雨が降ってもたまらないですものね。



2006.07.28(金)
 やっと百合が咲きました。まっ黄色の花でした。パチパチパチ!



2006.07.27(木)
 井戸尻遺跡の蓮やヒツジグサが綺麗に咲き始めています。周りの田園風景も、山の風景も素晴らしいところです。

水面の写った雲の上にヒツジグサ

蓮の花は午前中に開きます。



2006.07.21(金)
 毎日雨ばかりでお花も咲かず、咲いたお花は倒れてしまったり、病気が出たり・・・・
これでは野菜にも大きな影響がでそうです。サンメドウズのゆり園で頂いてきたユリも蕾は大きくなったのですが一向に開きません。なに色が咲くのか楽しみに待っています。
 
7月8日 7月21日



2006.07.08(土)
霧ヶ峰、車山のニッコウキスゲはまだ2部咲くらいです。今年はだいぶ遅れているようです。コバイケイソウは昨年素晴らしく咲いたので、今年はお休みのようです。蕾も持たないまま葉の色が褪せてきました。今度は何年後に咲くのでしょうか?

昨年のニッコウキスゲとコバイケイソウ



2006.07.07(金)
 たまにはわが家のお花にも目を向けてあげましょう。
 
  ペインテッドセージ(Painted Sage)
茎の先の方につく綺麗なピンクのところは苞葉です。桃色や白、紫色に変色して花のように見えるのですがこれは綺麗なピンクです。サルビアの一種で、実際の花は小さく口唇形をしていてあまり目立ちません。私は苞葉が色を付けたようだからこの名前が付いたと思ったのですが、苞葉が絵筆のように見えることからの名前だそうです。
クラフトからお料理、アロマまで色々使えるようですが、今は綺麗だから眺めています。
 
マツモトセンノウ
今年買った苗ですが、余り丈が伸びずに遠慮がちに咲いています。
ノコギリソウ
増えて困るけれど、咲き始めは鮮やかで綺麗です。



2006.07.06(木)
今日は棒道を歩いていて、初めて見るお花に出会いました。野生ランのようなので写真に撮ってきました。調べたところラン科ツレサギソソウ属のオオバノトンボソウ別名ノヤマトンボソウのようです。では山渓カラー版 『日本の野草』からの引用文と見比べてください。
「葉は下部の2,3枚が楕円形で7から12cm」
3枚楕円の葉がありました。
「花は淡緑色で径1cmほど、茎の先に10〜25個が穂状につく」
色も大きさも数も大体その通りです。
 

「唇弁は広線形で長さ6〜8mm距は長さ1.2〜1.5cmで垂れ下がる。花期6月〜7月」
ここは難しいけれどお花はとんぼに似ていますよね。



2006.07.05(水)
 丁度今頃の中央アルプス 千畳敷カール〜木曽駒ヶ岳の花のアルバムが出来ました。他の高山にも今の時期咲いているものも多いのでご覧下さい木曽駒ヶ岳 花のアルバム



2006.07.04(火)
 夏沢鉱泉から入り八ヶ岳・硫黄岳経由で横岳山荘まで行ってきました。北海道と八ヶ岳、アルプスだけに咲く(遠隔分布といって間にある高山を飛ばして分布している)花や八ヶ岳固有の花を見ることが出来ました。ウルップソウ、チョウノスケソウ、八ヶ岳黄スミレ(?)です。他にもコマクサなど沢山の高山植物が咲いていました。近々整理してお届けします。
ウルップソウ チョウノスケソウ
八ヶ岳キスミレとキバナコマノツメの違いが良く分かりません。下から稜線まで同じ様な花が群生していました。きっと稜線上のはヤツガタケキスミレだと思うのですが、来年はよーく観察して違いを調べたいとお思います。
コマクサ シロコマクサ



2006.06.29(木)
 今日は霧ヶ峰の車山の肩(1.803m)付近から蓼科山中腹(1830m)に広がる御泉水自然園、龍神池(1.100m)、尖石遺跡を周り、今咲いている山野草を見てきました。霧ヶ峰で満開のレンゲツツジ以外のお花をまとめました。写真をクリックして大きな写真で見て下さい。レンゲツツジ満開の霧ヶ峰 車山はこちらでご覧下さい。



2006.06.28(水)
 わが家には一鉢の薔薇の鉢植えがあります。お友達の息子さんが大切に育てたのを何年か前に頂いたのです。優しいホワイトの「アイスバーグ」です。春から秋まで2,3回お花をつけ、秋には短く枝を摘めて、鉢ごと落ち葉の中に埋めて冬眠させておきます。今年はこれに今まで見たこともないほど沢山の蕾が付きました。お花も大きく見事に咲くのですが、何故か直ぐうつむいて元気がありません。お隣のおばあちゃんも気にかけてくれ、今日は薔薇の本を貸してくれました。これから読んでみます。今日の夕方とりあえず咲いたお花を少し切り取り、数を減らしてみました。蕾が沢山付いたときは、見事に咲いた写真を撮れると期待したのですが・・・



2006.06.27(火)
霧ヶ峰 レンゲツツジ

 霧ヶ峰のレンゲツツジが満開です。低い芭蕉は少し枯れ始めましたが、上の方はまだまだ綺麗。ニッコウキスゲも咲き始めました。

標高2000m付近の白駒池周辺ではイワカガミが綺麗に咲いています。カタバミや、ミツバオーレンなども岩陰に咲いていました。これからが高山植物の季節です。白駒池 麦草峠の花
  

イワカガミ

コミヤマカタバミ

ミツバオーレン



2006.06.21(水)
 入笠山のスズランは満開です。風が吹くと良い薫りが匂い立ちます。今年から週末(6月17,18日 24,25日)はマイカー規制があります。お花や自然の保護のためには仕方がないことです。大好きなズミはもう終わりに近く、真っ赤な蕾から、開きかけのピンク、真っ白な開いた花を見ることが出来なかったのは残念です。でもこれからいよいよ入笠山〜湿原のお花の季節です。花の入笠
 

レンゲツツジとバックの斜面一面がスズラン群生地
スズラン クリンソウ



2006.06.20(火)
 梅雨の晴れ間に出掛けたサンメドウズのゲレンデでは、センダイハギの黄色が緑の中に映えています。パノラマリフトに乗って登る1900mの展望ヒュッテ付近には高山植物であるコマクサ、コケモモなどが咲き、お手軽に高山植物を見ることが出来ます。
 

センターゲレンデのセンダイハギ

コマクサ

コケモモ



2006.06.08(木)
 久しぶりにゆっくりとお花の手入れ。プランターや鉢には直ぐに雑草が生えてくるし、花壇のスギナも見つけ次第葉をとる。根こそぎと思っても繋がっているので中々抜けるものではないのですよね。だから葉をむしって根を育たせないのです。花が散りだして何時も気づく白雲木(ハクウンボク)。今日も階段に花が落ちていたので上を見ると大きな葉の下に雲をたなびかせていました。家の真ん前にあるのに、前を歩く人もほとんど気づくことはないと思います。小さなな花の集まりは結構存在感があるのですが、葉に下に隠れるように咲いていますので気づかないのです。



2006.06.06(火)
 一週間も留守をしたにも拘わらず、毎日お水を撒いてくれる方がいるので鉢物も苔玉もみんな元気。この時期留守をすると雑草や木々の枝がワーッと思うほど覆い茂っているのに、今回はそんなこともない。きっと毎日晴れてたものの気温は上がらなかったのかも。塀のモンタナは終わりを告げそうだが、変わりにその隣のテッセンが大きな薄紫の花を咲かせている。今年は冬の乾燥でダメだったものが多いのに、ピンクのシャクナゲ(白のシャクナゲは枯れてしまった)とクレマチス、テッセンなどが良いお花を咲かせてくれました。でもこのテッセンは塀のおくの目立たないところで可愛そう。


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