ペンション あるびおん

八ヶ岳 小淵沢の小さな宿に宿泊して、静かな時間と体に優しいお料理をお楽しみください。

TEL.0551-36-4166

 E-Mail.p-albion@p-albion.jp

〒408-0041 山梨県北杜市小淵沢町上笹尾3332-1157

カナダ旅行

感動の出会い カナダオオヤマネコ

カナダ旅行記17

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さて、今回の旅行は沢山の感動がありましたが、この動物との出会いは全く予想外で、奇跡的でした。
フィッシュレイクの帰り道、突然車の前をよぎった大きな動物。ガイドさんが「リンクス!リンクス!」と。
急いでカメラを向けたのですが、直ぐに藪の中に消え、この1枚だけ。でも地元の人も保護されたリンクスを見ているだけで、こんな野生のはほとんど見ていいないようです。
数が少なく、単独行動で、夜行性である事もその要因。
それにしても、強面、凄みのある目、立派な髭・・・そしてもの凄く愛らしいモコモコのお尻!!
この素晴らしい毛をまとっているが故に、昔、毛皮として使うために捉えられてしまって、数が減ったようです。

カナダオオヤマネコ(Lynx canadensis、英名:Canadian Lynx)

カナダオオヤマネコ(Lynx canadensis、英名:Canadian Lynx)


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Fish Lakeにて ICEfishing & snowshoe

3月5日 カナダ旅行記16

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夜中にオーロラを見ているため、午前中はお部屋でお寝坊したり、のんびり寛いでいますが、午後は色々楽しみがあります。
私たちはicefishing&snowshoeを楽しみました。
ランチは鮭のベーグルサンドですが、今日はお弁当に持っていき、フィシングの間にいただく事にしました。

12時30分にお迎えが来て、フィシングのライセンスや保険の申し込み書を書きます。私たちが北杜市と書いていると、ガイドのKenjiさんが「えっ、北杜市?」と。
こちらもビックリして「北杜市知っているの?」と聞くと、なんと岡山出身ですが、野球の選手で韮崎の航空学校を卒業したそうです。この最果ての地で、お互いまさか北杜市の人に会うとは。これも思わぬ出会いの一つですね。

大物釣れるかな?

さて車に乗り込み、ホワイトホースの町を抜け、ぐんぐん山道を登っていきます。私たちは北極圏用の防寒具をレンタルしてありましたが、とても重くゴワゴワしているので、オーロラを見るときも自前のダウンだけで見ていました。今日も持ってくるか迷いましたが、暖かかったので自前のダウンだけで来ました。アイスフィッシングと言っても、ロッジ近くの湖でそんなまねごとだけだと思っていたので。でもあまりにぐんぐん登るので、段々寒さが不安になってきました。主人などジャケットの下にダウンさえ着てなくて、ダウンのベストだけ持って来たようです。着いたのは標高1350mの大きな大きな、見渡せないほど大きなFishing Lakeでした。でも陽がでていたのと、風がなかったので寒さはしのげそうでした。
それにしても雄大で大らかな山々に囲まれた景色でしょう。車から降りるとしばしその景色にうっとりしていました。

ガイドのKenjiさんはソリに釣り道具など一式を積み込んで、出発の準備完了。これからこの大きな湖の中へと歩いていきICEFishingです。氷の上に雪が積もりどこからが湖だかわかりません。でも所々に氷のヒビがあり怖くなりましたが、80cmも凍っているので大丈夫だそうです。ポイントらしき所へ行くと、氷を掘る機会をだし氷に穴を開けていきます。これは凄い威力があり、あっという間に掘れますが、もう一つの手彫りの機械はいくら回してもなかなか掘れません。昨年まではこの手彫り機だけだったそうで、Kenjiさんも大変だったようです。4つの穴を開け、ジャンボ穴あきお玉で氷を掻きだし、海老を餌に付けて釣り糸を垂れます。直ぐにKenjiさんにあたりがありましたが逃してしまいました。私たちにも軽いあたりはあるのですが、食いつくほどのあたりはありません。Kenjiさんはどうしても釣らせたいようで、また離れたポイントに穴を掘り始めました。大夫冷えてきたし、もうこの景色を堪能しただけで充分でした。それにトイレも・・・。なんとトイレは湖畔の藪です。でも一番近い所でも1km以上ありそうです。主人と二人で寒いので走りましたが15分はかかりました。往復30分です。その間にKenjiさんは氷の上でたき火をたき、湖の水を沸かしアップルティーを作ってくれました。甘い甘いお茶が美味しく感じました。釣りはみんな坊主でしたが、とても気持ち良く楽しかったので満足です。

  • Fishlake

    見渡せないほど大きなフィッシュレイク

  • 80cmの氷に穴を開けています。

  • Icefishing

    この雄大な景色の中でアイスフィッシングです。

  • 雪煙を上げる週への山々

  • 犬ぞり

    犬ぞりを楽しむ人も

もう大夫陽も傾きかけていますが、これからスノーシューもするそうです。主人は野鳥カメラを持ってのスノーシューです。湖畔ではなく、ここから流れ出て、ユーコン川に注ぐMclntve Creek沿いを歩きます。直ぐに雷鳥の足跡が。目をこらして探しますが、近くにはいませんでした。
次に見つけたのは、カラスが雪浴びをした後です。足の跡も羽の跡も頭の跡もくっきりと残っています。これははじめて見ました。こんど日本でも探してみたいです。
川面に空の色が写って、夕暮れの景色がとても綺麗です。

  • 夕暮れのスノーシュー

    夕暮れのスノーシュー

  • こんなスノーシューでした。</

    こんなスノーシューでした。

  • 夕暮れの川面に名残青空写して

    夕暮れの川面に名残青空写して

  • スノーシュー&撮り鳥

    スノーシュー&撮り鳥

  • カラスの雪浴びした跡

    カラスの雪浴びした跡

  • 素晴らしい景色に感動

帰り道、突然5、6頭の馬が牧場から出てきて、こちらを気にしながらも、決まったコースなのか、仲間を気遣いながらお散歩をはじめ、しばらくお散歩すると、ちゃんとUターンして牧場へと戻っていきました。でもこの一頭だけはどんどん私たちに近づいて、他の馬たちも最初は待っていたのですが、あまりに離れてしまうので、とうとう牧場へと戻っていきました。
カメラを持つ私や主人に近づいてきたり、いくらお帰りといっても、ついてくるのです。困り果てていたら遙か遠くから牧場主が呼びました。すると今までのんびり私たちにまとわりついていた馬とは思えない姿で、さっそうと戻って行きました。
北極圏の標高1400mの地は、馬にとっても過酷でしょうが、こんなに自由に、のびのびと暮らしているなんて、幸せですね。
のどかで、温かなふれあいの時間でした。

  • 馬たちが自由にお散歩

    馬たちが自由にお散歩

  • コテで漆喰を塗ったような山と馬のシルエット

  • 寒いところなので毛もふさふさの馬

  • なついてくる馬

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オーロラって日本人だけが・・・

3月5日 カナダ旅行記15

今回の旅行のために、カナダの人なら詳しいだろうと事前にオーロラのこと聞いて貰いましたが、「えっオーロラ?」「オーロラって何?」という感じの返事が多かったとか。あまり良く知らなかったり、全く興味が無かったりだそうです。
そして一昨日、あるびおんへお泊まりのアメリカ人もオーロラにはほとんど興味を示さず。
でも、日本では子供から大人までみんな知っているし、オーロラと言えば、憧れ、出来れば見て見たいと言いますよね。私もはるばるこんな遠い所まで来てしまいました。
きっとこのホワイトホースでも、オーロラを観るために来ているのはほとんどが日本人ではないでしょうか。とは言っても町中でも、あまり日本人さえも見ていませんが、空港で見掛けた外国人はスキー(クロカン?)に来てるらしい人が多かったですし、オーロラのメッカ・イエローナイフは今年は日本人+中国人でいっぱいだそうです。オーロラツアーもこの時期毎日でていますよね。
何故に日本人はこれほどオーロラが好きなのかは、本当の所よく分かりませんが、日本にはオーロラの素晴らしさを伝える冒険家、写真家が多かったのかも知れませんね。

この日も夜空は雲に覆われています。でも、昨日よりは薄く、切れ間から星も見え、時々人工衛星も観られます。
そしてもうすぐ夜が明けちゃうよーという頃になって、急に空一面に星空が広がりました。その瞬間からきらりと空に光が動いたのです。それがオーロラでした。
そして、いくら待ってもこの日もカーテンのようなオーロラは出ませんでいた。でも明け方までも見ていられたのでこの写真も撮ることができました。そして翌日も雲が厚く、これ以上のオーロラを見る事が出来ませんでした。
でも、いっさいの物事を忘れ、広大な夜空に向かって無心に祈る・・・そんな自分がまだいたことに気づき、その時間を家族と共有できたことが、とても貴重な時間でした。

オーロラ

オーロラ

ホワイトホースの町

3月4日(金) カナダ旅行記14

ダイニングの窓の外

オーロラのみられるロッジ・カレイドロッジでは、明け方から寝て、9時頃起きてシャワー浴び、10時に朝食です。自分でパンを焼き、冷蔵庫に入っているハムやチーズをのせたり、ジャムやメープルシロップ塗ったりするので、起きてこない人も、ゆっくり出てくる人も自由に頂けます。また一寸ベッドでまどろんでいるとお昼。今日のランチはミートソースパスタとサラダ。3人だけなので、お手伝いさんがいる別荘にでもいるような贅沢な気分。
午後はロッジの方が町まで車で連れて行ってくれたのでで市内観光と町歩きをしました。


  • 簡単な朝食

    ハムとチーズ、パンとシリアルだけの簡単な朝食

  • ランチ

    ミートソースのパスタ&サラダがランチ

ホワイトホースはユーコン準州の州都。、カナダを経由してアメリカ合衆国本土とアラスカ州を繋いでいる道路・アラスカ・ハイウェイが走っています。今走っているこの道をずっと行けばアラスカなんだと思うと、何故か心がワクワクしました。この街の名の由来は、ユーコン川の急流が白波を立てていて、それが白い馬のたてがみに見えたからだそうですが、いまはその急流はダムが出来てありません。氷も割れ、蕩々とした流れと白い氷の部分とが入りまじったユーコン川を眺めていると、いつかこの河をカヌーで下りたいなんて漠然とした夢を描いていたこと思い出し、まさかオーロラをここで見るとは思ってもいませんでした。でも、今、そのあこがれていたユーコン川の畔にいるなんて・・・夢みたいな事です。私の夢はいつも忘れかけた頃、突然に叶います。カヌーは出来ないけれど。

  • ユーコン川

    ユーコン川

  • ユーコン川

    ユーコン川

  • ユーコン川

    ユーコン川

  • 外輪船・SSクロンダイク号

ここはゴールドラッシュに沸いたドーソンシティに行く中継点として賑わった町です。でもドーソンシティまでの道のりは険しくて、そこを目指してもたどり着く人は数%だったとか。河畔にはゴールドラッシュ時代に活躍した外輪船・SSクロンダイク号がおかれています。

  • whitehorseの街角

  • 街灯の灯る頃

夏はカヌーなどで賑わうようですが、今は閑散としています。今年は異常に暖かく、道路の雪も溶けて、車や町は雪解けの泥で泥だらけ。車の色も分かりません。
小さな町ですから歩いてもスポーツ用品店、お土産屋さん、キッチンウエア店など少しある程度。一番楽しかったのが本屋さん。私たちはそこで小一時間もいたでしょうか。パチワークや編み物、ガーデニングの本、絵本など眺めているだけでも楽しいし、綺麗なポストカードもいっぱい。勿論hummingbirdの描かれたカードいっぱい土産に買いました。クッキングの本を見ると、日本のお蕎麦やうどん、中華の麺など使ったお料理もかなりのっているのには驚きました。それも日本風ではなくアレンジしてあって。軽めの本を数冊を買って、スーパーによって少しおやつを仕入れて、街灯も灯る頃ロッジに戻ります。
今夜遅くに9名ほどの人が到着するようですが、お夕飯も3人だけ。チャウダースープと身の厚いサーモンのホイル焼き、焼きたてのバナナケーキがデザートでした。品数は多くありませんが、量が多くてお腹はいっぱい。さーて、今夜は見えるでしょうか?

  • 静かなdinner

    三人だけの静かなdinner

  • 肉厚サーモンのホイル焼き

    肉厚サーモンのホイル焼き

オーロラのご報告 オーロラ観察 二夜目

3月5日 カナダ旅行記18

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ホワイトホースでは、ホテルではなく郊外のオーロラを見渡せるロッジに滞在したので、暗くなったら朝まで、自分の起きていられる限り観察が可能です。でも毎日雲が多く、暖かく、決して条件が良い状態にはなりません。だからオーロラがでる北の方向が、今に晴れるか、今に晴れると、朝まで祈るような気持ちで眺め、ほとんど眠れません。

そしてオーロラは観察2日目の明け方から。星がちらつき、夜空がふわっ、ふわっと光る感じになり、北の方向にぼんやりと見え始めました。でもそれがオーロラとなかなか自信が持てないのです。何しろ初見なんですから。それもイエローナイフなどとの大勢の人が集まって観察する場所と違って、ロッジの広い庭にまばらな人が離れ場慣れに陣取ってみているので、皆さん初めはそうだったようです。カーテンのように、大空ヒラヒラ舞うようなオーロラには出会えませんでしたが、鳥撮りで運を使い果たしていた私たちにも、一応オーロラは出てくれました。日本から応援、祈って下さった方々のお陰です。感謝いたします。
満天の星とオーロラをご覧ください。

オーロラ

オーロラ

ホワイトホースへ行くまでの鳥撮り

3月3日(木) カナダ旅行記12

今日は午後8時にホワイトホース行きの飛行機に乗りますが、ホテルのチェック・アウトは午前10時。
さて、それまで大きなスーツケースを持って、手荷物も持って何をしましょうか?と考えていましたが、昨日、野鳥ガイドの最後にガイドさんが素敵な提案をしてくださいました。まずホテルからタクシーで空港へ行き、大きな荷物を預けたら、またタクシーでRichmond Nature Parkへ行き、私たちだけで鳥撮りをしていたら、夕方、あるお仕事を終えたらそこへお迎えに来て、空港まで送って下さると。そんな嬉しい提案に、主人が小躍りしないわけがありません。

ところが朝起きると雨が・・・。でもホテルをチェックアウトしたら、大きな荷物持って身動きできません。とりあえずタクシーでバンクーバー空港へ。荷物を預けたり、早めのお昼など食べていて、ふっと外をみると、なんと日が差しているではありませんか。急いでタクシーに乗り、Richmond Nature Parkへ.バンクーバーのお天気は本当に変わりやすく、予報も当てにないません。でも良い方に当てにならないのですから良しです。(笑)

さて、そこに着くとお目当ての鳥が、直ぐに撮って、撮ってといるではありませんか。主人も短時間で、ここではもう撮りたいものを撮り尽くしたようで、昨日どうしても撮れなかったものをリベンジしたくて、お迎えをその場所へ変更して貰いたいとわがままな連絡をガイドさんにして、またタクシーで移動。でも昨日とは全く別の駐車場へ着いてしまいました。NO!NO!・・とは言えても、さて、昨日行ったところは何処か説明がつきません。そこは長ーい海岸で幾つも駐車場があるとも知らずに来てしまったのですから。するとドライバーさんはスマフォを見たり、駐車場にいた人たちに聞いて、分かった、分かったと走り出しますが、それがまたかなり遠くまで走るので、もし間違っていたら大変とstop!stop!と声かけ、ガイドさんに直接電話して聞いて貰うことに。すると方向は間違っていなかったようで、またガイドさんももうその近くまで私たちと合流するために来ていてくれたので、しばらく先で、ガイドさんにピックアップされ、無事目的地に到着。あー良かった!迷って、迷ってあまりにも空港から離れてしまったらたいへんですし。

こんな珍道中で、予定より撮影時間は短くなってしまい、この日も目的のものはなかなかでてくれなくて、それでも何とか証拠写真を納めることが出来て、時間も迫り空港へ送っていただきました。

こうして、バンクーバー滞在2日目に野鳥ガイドをお願いして知り合った川端さんには、最後の最後までお世話になってしまいました。2日間のガイド以外はプライベートでお世話して下さいました。本当に感謝、感謝です。

今日は珍しく私の撮った鳥をご紹介します。先ずはハチドリ・Hummingbirdです。これは学生時代、生物の教授に剥製を見せていただき、世界一小さく、アメリカ大陸にしかいない鳥だと教わりました。その時、とても綺麗な鳥だけど、自分がこの目で生きたmmingbirdを見ることは一生ないだろうなーと思ったのを今でも鮮明に覚えています。それが今日、この目で見てしまったのです。 その時のハチドリと同じ種類かは分かりませんが、今日見たのはアンナハチドリです。10cm内外の小鳥で、 背中と脇腹は緑色で、オスは冠羽と喉は深紅色ですが、構造色なので、光の具合によってはこの色が出ません。私の撮った個体も動画でははっきりと赤が見えますのでオスですが、写真では緑しか見えません。動画は日本に帰ったらアップします。

  • アンナハチドリ

  • Anna’s Hummingbird

そして、もう一つが赤くて綺麗なメキシコマシコ。

  • メキシコマシコ メスが優しくオスに語りかけているようです。

  • メキシコマシコ♂

バードウオッチング&鳥撮り in カナダ

3月2日(水) カナダ旅行記11

3月2日、2回目の野鳥ガイドをお願いしまた。とにかくカナダブリティッシュコロンビア州も広いので、車という手段がないと身動きがとれません。この日もお天気は雨予報。でも雨の洗礼は受けずに、順調に撮り鳥が出来ました。

野鳥のいる公園では、可愛い椅子と餌台が用意されていて、お母さんと子供や、お婆ちゃんと孫があそびに来ていて、野鳥やリスの遊ぶ中で絵本を読んで聞かせたりしています。小さな子供も野鳥達も当たり前のようにそこに居て、本当にのどかな光景です。
ガイドさんのお話しに寄れば、スターレンパークも急速に発展してきたバンクーバーに、人々が憩える場所を残さなくては行けない、お金持ちは郊外に行けるけれど、貧しい労働者は郊外まで行くお金も時間もないのだから、そう言う人たちも行けるよう、身近に憩える自然を残す必要があると、すでに建っていた家も壊して、都市の中に広大な公園を作ったそうです。

  • 可愛い野鳥の椅子

  • 可愛い野鳥の椅子と絵

この日も各所を周り、日本ではみられないコミミズクもみられて、これでシロフクロウ以外は、カナダでみたいと思っていたフクロウをすべてみました。最後はハイイロチュウヒとコミミの狩りを見て終わり。

  • 雪山をバックに、素晴らしい農家の家

撮り鳥の締めくくりは、お夕飯を一緒いいただき、今日行ったコースやみた鳥の確認をしてホテルまで送っていただきます。
今日のお夕食はガイドさんお薦めの、日本人の板前さんがいるお寿司屋さんの『シーフードうどん』と『ロール寿司』です。このシーフードうどんが忘れ荒れない味です。海老、いか、ホタテ、ムール貝等々が良い出しを出していて、冷えた身体に染み渡りました。カリフォルニアロール、ダブルサーモンンロールも素敵な美味しい組み合わせでした。
この日も思いがけない鳥との出会いに感謝です。

  • シーフードうどん

  • ロール寿司

  • 今日の締めくくり

雨のち曇り シーフードを食す

3月1日(火) カナダ旅行記10

レインクーバーと呼ばれるほど、この時期雨が多いのバンクーバーなのですが、8日目にてして初めて朝から夕方まで雨が降り続きました。美術館に行こうか水族館に行こうか迷う内に3時になり、この頃から雨が上がり、ハーバー沿いを歩き、早めの夕食をとまたまた海辺のレストランへ。
コーハー-バーの海の上に立つレストランです。

  • コールハーバー

  • 海に突き出たお店 Cardero’s

窓からはハーバーが一望。テラス席も有り

ここも最高のロケーションで良い席が取れました。
昨日はお肉のカナダ料理をいただきましたので、今日はバンクーバーらしいシーフードをいただきます。
まずレストランに入ると、ここのお薦めを聞きます。良いレストランなら、必ず丁寧に教えてくれます。そしてバンクーバも残り少ないのでロブスターも奮発!(まー日本の伊勢エビの方が美味しいのは分かっていますが)。
そして頼んだのは、スチームしたロブスター、ソティーしたサーモン、そしてよく説明が分からなかったのですが頼んだら、出てきたのは海老むし餃子でした。これはここで人気のようで、他のテーブルにも。チリソースとマスタードでいただきました。流石お醤油は出てきませんでした。サラダはアボガドサラダを頼みましたが、ミニトマトとあぶったお刺身の角切りがいっぱい入っていました。フランスパンにのせていただくと最高でした。
でもロブスターは半割りと爪には切れ込みがありましたが、他はなく、お手ふきもでません。やはり日本はこまやかですね。

  • アボガド・トマト。あぶり刺身のサラダ

  • 海老蒸し餃子

  • スチームロブスター

  • とろけるサーモンソティー

  • 広くシックな店内

でも、ここもバンクーバーではお薦めです!
サーモンもとろけるほど脂がのっていて、焦がしバターような味付けも最高です。付け合わせの野菜もゆで加減がよく、歯ごたえが残っていて私は好きです。

このお店はコールハーバーに面した海の上のレストラン、cardero’sです。シーズン中は大変混みそうです。こんな寒い時期でもテラス席もいっぱいです。でも海風が来ても大丈夫。テラスにも強力な暖房が。

カナダ料理ってなんだろう?

2月29日(月) カナダ旅行記9

さて、滞在1週間を過ぎ、『カナダ料理』ってなんだろう?と思うようになりました。おしゃれなレストランに行けば、ステーキもあればシーフードもパスタもあります。パンにはオリーブオイルが添えられていたり、味付けはグレービーソースが多かったり。
で ウィキベディアで調べてみたら、カナダ料理はファーストネーション、イギリス、フランスがルーツで、後に中央・東ヨーロッパや中国の影響も受けているとかいてありま。なのでこれがカナダ!!と言う特徴が無いのかも知れません。

夜のガスタウン

撮り鳥から主人も戻り、今日はカナダらしいお料理が食べたいとおもい行ったレストランが、今までで一番美味しく、そしてカナダらしいのかな・・・と思えました。


ガスタウン 角地のフライイング・ピック

それはガスタウンにあるフライイング・ピックというお店です。


スープは濃厚でスモークハムやいろいろな具が豆類がとろけたポタージュの中に入っています。それにB・Cサーモンの薫製も塩味も薄くて美味でした。ケベック料理のプーティン(フライドポテトの上にグレービーソースとチーズを載せて焼いたもの)、骨付き牛肉の煮込みは、大きなその骨(半割になっている)の骨髄を肉の上にかけて食べるのですが良い味でした。またポークは少し甘めのタレで、きっとメープルシロップを使ったものしょう。もう一つ頼んだのが野菜料理で、それはトレビスと他のレタスを炒めたもので、でもかすかに薫製の味がしてこれがとても美味しかったです。

  • 落ち着いた店内

  • メニューも豊富で説明もしてくれます。

  • 豆やポテトのとろけたポタージュに中にスモークハムやチキン、豆類が入っている食べるスープ とても美味しい。

  • 塩味も薄いしっとりサーモンの薫製。脂ののりの良いB・Cサーモン。付け合わせも皆美味。

  • 骨ごと煮込んだ牛肉は、骨の髄をスプーンでしごいてお肉と一緒に食べる。

  • 少し甘誰のポークにはケッベック料理のプーチンがグラン皿で添えられている。

  • 野菜料理はトレビスなどのレタスを炒めてたもの。少しスモークの味がしておいしいです。

ここのお料理は、ここ独自の味を出していました。これぞいろいろな国の影響を受けながら、独自の味を出していったカナダ料理なのではと思えました。

カナダの先住民文化に触れて

2月28日(日) カナダ旅行記7

28日は、野鳥ガイドさんがプライベートで人類学博物館を案内してくださいました。野鳥だけでなく、カナダの先住民文化にも詳しく、展示物の解説と興味深いお話を聞きながらこの博物館を見ることが出来て本当に良かったです。私は外国に行ったら遺跡や古い文化に触れるのが大好きなのですが、今回は野鳥が中心と、それを諦めていたので、思いもかけないお誘いに飛びついてしまいました。

先ずはブリティッシュコロンビア大学の敷地内にある新渡戸記念庭園へ。生憎閉まっていて中は見ることが出来ませんでしたが、周りの雰囲気も日本庭園の趣があります。そして日本の庭園と少し違うのが、ここは大きな木を残しながら日本庭園を造っているそうです。塀の外からもそれがうかがえます。また、隣にはアジアセンターと言う建物が有り、1970年に大阪で行われた万国博覧会(EXPO’70)の際に建てられた パビリオンだそうです。移築にはかなりのお金がかっかたようです。今は多くの人がこの中で瞑想をしています。瞑想の邪魔になるので、中には入りませんでした。その周辺には倒木更新をみることおできました。カナダは地表が浅く、大木は広く浅く根を張ります。そんな様子も見ることが出来ます。

  • 新渡戸記念庭園

  • アジアセンター

  • 倒木更新

人類学博物館もブリティッシュコロンビア大学の敷地内にあり、ブリティッシュコロンビア州北西太平洋沿岸のコレクションが有名です。カナダと言えばトーテムポールを思い起こしますが、これも北アメリカ大陸の北西海岸にすむ先住民たちが家の前や墓地に、家系や伝説、物語を彫刻して立てたものです。ヨーロッパ人との接触が遅かったこの地域の先住民は、鉄の文化をもたずして、豊富な木を使ってトーテムポールや船、箱などをどうやって作ったのか・・なければないなりに英知を駆使して立派なものを作るものだと感心します。最後はBC州生まれの先住民族の彫刻家K、ビル・リードさんの素晴らしい作品を見てきました。小さな金銀の作品から大きな木彫の作品まで展示されています。こうして今も先住民族の技法が受け継がれていることは素晴らしいですね。

  • トーテムポール

  • 一本の木から造った舟 上部を焼いて焦がし削りやすくしたり、温めて広げたりして造ったらしい。

  • 箱も蒸気で温め角を曲げて造っている。木の箱は密閉も良く、海に落としても浮かぶ。

  • BC州生まれの先住民族の彫刻家K、ビル・リードの作品 
    ワタリガラスと最初の人々

  • ビル・リードの作品 後ろから 
    ハマグリから出てくる人々

  • クイーン・シャーロット諸島の南端にあるスカングアイ(アンソニー島)を模したもの。

川端さまと

今回は個人旅行でなので添乗員さんもガイドさんもいません。でも野鳥ガイドを通して、川端さまと出会えて、本当に有意義な旅が続いています。35年もカナダに住み、旅行業からガイド業を積み重ねてきている方なので、本当にカナダに対しても日本に対しても、野鳥に対しても自然に対しても、歴史に対しても造詞が深く、どんな質問にも答えてくれます。明後日はまた野撮を撮りに行きます。楽しみです。