ペンション あるびおん

八ヶ岳 小淵沢の小さな宿に宿泊して、静かな時間と体に優しいお料理をお楽しみください。

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40年ぶりのクラス会 in いわき市

40年ぶりのクラス会 in いわき市

9日10日はあえて被災地・福島での1泊クラス会です。仲間の一人はこのいわき市在住です。同窓会では時々顔を合わせている人もいるのですが、クラス会はなんと卒業以来初めて。40年ぶりに会う人も。

盛りだくさんの旅に、昨夜結構へとへとになって八ヶ岳に戻ってきました。でも今朝は元気に復活です。

昨日は震災の日の1日前でしたが、日曜日ということもあって、いわき市の各所で3回忌の法要のための方々が集まっていたり、家の土台の上にお花が供えてあったりで、初めて目にする震災・津波の爪痕はまだまだ悲しみにふるえているように見えました。とてもカメラを向けたりする気にもならず、ただただ震災を体験した運転手さんの話に耳を傾けていました。同窓生の一人も当日も市民病院で働いていて、やはり体験した方々の話はメディアを通して聞くのとはまた違う重みを持って心に残ります。でもその一方で新しい家が建ち始め、市場等は活気に満ち、みんな悲しみを乗り越え頑張っている姿、へこたれない東北人気質を見せてもらえる場面もしばしばあり、元気をもらってきました。

塩屋岬にも行きました。ここに建つ美空ひばりさんの歌碑や哀悼碑は回りが津波の被害で瓦礫と化した中でも無事だったそうです。そして更にこれには原発に頼らないソーラー電力で人が近づくと歌が流れる仕掛けがありましたが、地震で停電になってもここに近づけば歌が流れたそうです。そして今日も流れていました。義母がよく歌っていた「みだれ髪」が・・・
ここでも不死身の「美空ひばり」を見せつけられた思いです。

もうすぐあの震災の起きた時間が来ます。あの日自分が経験した揺れと停電の中で過ごした一夜と、今回目にして、そして聞いたお話を改めて思い起こし黙祷したいと思います。

写真は塩屋岬の灯台とその海です。

  • 美空ひばり歌碑

    不死身の「美空ひばり」を見せつけてくれた歌碑

  • 塩屋崎の海

    全てをのみ込んだ津波が信じられない穏やかな塩屋崎の海

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