今日はお墓参りの後、間門から細い坂を登って、小田和正さんの出身校・聖光学園とその近くの主人の出身校・緑が丘高校を見に行きました。この道は私の通学路でもあり懐かしい。それにしてもこの丘は、マンションと住宅で埋め尽くされ、外人ハウスのあった当時ののどかさはどこにもない。それでもここは高級住宅地なのでしょう。
そのまま滝の上に抜け、森林公園が見えてきたところで左折。Fire station前のドルフィンへ。11時の開店早々なので誰もいません。静かなのでここで早めのランチをとって、東京へ向かうことにしました。
窓の景色の半分はマンション群で埋め尽くされ、コンビナートと海は遙か彼方。左手に緑の丘が続き、そこでは私の母校が建て替えられているはず。
そんなことを思いながら窓の外を見ていると、急に曲が変わってユーミンの歌がが流れてきました。私からは背中になるので、主人に「今お店の人がわざわざ替えたの?」と聞くと「そうだよ」と。お店のテーマソングなんだ。サービスのつもりかな。
横浜のドルフィンといえば多く人はユーミンを思い出すのでしょうか。
あなたを思い出す この店に来るたび
坂を上がって きょうもひとり来てしまった
山手のドルフィンは 静かなレストラン
晴れた午後には 遠く三浦岬も見える
ソーダ水の中を 貨物船がとおる
小さなアワも恋のように消えていった
でも横浜の人はだれもここを山手とは呼ばないよね。ソーダ水の中を貨物船が通るほど近くには見えないよね、昔から。
ユーミンは好きだけど、この曲のお陰で200人も300人もお店に来るようになって、初代の落ち着いた大人の雰囲気のドルフィンは消えてしまった。こぢんまりとして、奥は一段下がっているフロアーで、ピアノの生演奏が流れていた。大人が集まる雰囲気のお店だったけれど、父がよく使っていたので、私も高校生の時からここでアイスコーヒーをよく飲んでいました。それがあまりにも違う雰囲気になってしまって、これはユーミンも計算外だったのでは?
私の好きな小田さんは、横浜出身じゃないユーミンに横浜の歌でヒットを出され、3年後に『秋の気配』を書いたそうです。「あれがあなたの好きな場所 港が見下ろせるこだかい公園」という歌詞ですね。小田さんの学校はここから直ぐですものね。結構ショックだったのでは・・・
私の家からは歩いていける場所で、懐かしい場所なので思い入れが強く、つい寄ってしまうのですが、つい愚痴も出てしまいます。
でも、久しぶりにお食事をいただきましたが、今日のランチは美味しかったですよ。