八ヶ岳・小淵沢のペンションあるびおんによるスノーシューのレポートです。

スノーシューの楽しみ色々

バードウォッチング アニマルトラッキング アウトドアランチ
 
2005.01.22(土) Part1

 今日はリピーターのU様ご夫妻とスノーシューを楽しみます。ゴンドラやリフトを使わなくても一週間前に降った雪ですが、気温が低いためまだペンションの近くでもスノーシューを楽しめます。昨年はお二人と大平林道を歩いたのですが、その時に私が「雪の中のフォンデューも良いのよね」といったことを覚えていて、今日はU様がフォンデューの用意をしてきてくださいました。私は古代米を混ぜた紅いご飯にゆかりや胡麻を混ぜおにぎりを作りました。主人は双眼鏡と望遠レンズをつけたカメラを用意したり、コーヒーセットを用意しています。近場の高低差の少ない林の中のフィールドではちょっと持ち物が増えても大丈夫。こんなお天気の良い日にはスノーシュだけでなく欲張って色々な楽しみ方をしましょう。


ウサギの足跡

 歩き始めで見つけたのはウサギの足跡。サーどっち向かって進んだのでしょう?この後リスや鹿、テン(?)の足跡など次々と見つけることができます。途中でUターンした後や、急にとぎれてどこへ行ったの?という足跡や、大きなジャンプの跡等。これらを見ながら動物たちの様子を想像することがアニマルトラッキングの楽しみですね。
 

リスの足跡

 橋を渡ったら何を見つけたのでしょう?双眼鏡や望遠カメラの出番が来たようです。ちょっとした藪の中で可愛い野鳥が小枝から小枝へと飛んでいます。良く見ると可愛いルリビタキの雌です。冬の林の中はバードウォチングにも最適です。
 

ルリビタキも雌は地味なのですが明るい陽に照らされて尾の部分がしっかりと瑠璃色を見せています。
 
 今日は空気が澄んで真っ青な空に雪の八ヶ岳がくっきりと見えています。山の景色につられてルリビタキに導かれるように脇道へ入ってみます。振り返ると南アルプスの甲斐駒や北岳の白い峰も輝いています。
 

 やがて道沿いには道祖神のように番号の付いた観音様が現れてきます。雪の衣を着たり、雪の帽子を被ったり、まだ雪の中に埋もれていたり雪の無いときとは違った趣を楽しめます。長い間この道を行く人々を見つめ続けた観音様です。雪道を歩く道具も草鞋(わらじ)からスノーシューへ、竹のスキーから最近のクロカンスキーへと変化してゆく様子もみんなご存じです。

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