八ヶ岳のペンションあるびおん日本野鳥の会協定旅館)による諏訪湖の水鳥の紹介 観察会

諏訪湖の冬水鳥(コハクチョウカ、モなど) 観察会

コハクチョウ 小白鳥
 
 冬鳥として日本に飛来し、北日本や日本海側の川や湖で越冬する。諏訪には10月下旬頃から飛来し3月になると北帰行するそうです。
 
全長120cm 翼開長170cmにもなる 小白鳥と大白鳥の違いは嘴。黄色部分が小白鳥は黄色部分が2分の1以下
湖畔で餌を与えていた少女と小白鳥


マガモ

 雄は黄色い嘴と緑色の頭、首の白いリングが特徴で色鮮やか。雌は全体が褐色で燈色の嘴に少し黒っぽいところがある地味な色で特徴が乏しい。北海道と山地では繁殖するがほとんどが冬鳥として飛来する。
 


オナガガモ

 大型の鴨で首が長めで尾羽もとがっている。雄は頭が褐色でヒヨドリガモと似ているが、後ろから胸にかけて特徴的な白色部分がある。雌が全体が褐色で嘴が灰色である。
 
雄の嘴は鉛色
他の鴨より首が長い


ヒドリガモ

 頭が褐色の中型の鴨。オナガガモとの違いは雄は頭上がクリーム色で胸は赤褐色。身体は灰色で細かい模様がある。
 
湿地を歩き草を食べたり、泳ぎながら水草を採取する。嘴はほとんどが鉛色。
手前が雌。嘴が鉛色で腹部が白っぽい。
 


アメリカヒドリ

 頭は白く、目から後頭部にかけてアイシャドウのように光沢のある緑色。上の項のヒドリガモに似ているが緑のアイシャドウが特徴。但しヒドリガモとの混血も多いらしい。本来北アメリカで繁殖して、北アメリカ南部や南アメリカで越冬するものが迷行してきたもので珍しいらしい。
 
  


ヨシガモ

 雄は頭部が黒く緑色と紫色に光る。冠羽が伸びて独特の形をしている。まるで帽子のように見える。胸には細かい鱗模様がある。喉には黒と白の縞、蓑毛と呼ばれる白と黒の羽が長く伸びている。鴨の群の中で一際目立つ美しさである。
 
ロングヘアーのヨシガモの雄


キンクロハジロ

 キンクロハジロは「海ガモ類」で飛び立つときに水面を滑走したり、巧みに潜水するのが特徴です。潜水して採餌し、貝、魚、水草を食べる。この時も良く潜っていた。
  




雄は白黒はっきりとした色で、鉛色の長い嘴、金色の目、長い冠羽が特徴。







雌は腹部下面をのぞいて全体が濃褐色で、短い冠羽、金色の目。



ホシハジロ

 北海道で少数繁殖する他は冬鳥。ホシハジロは「海ガモ類」で飛び立つときに水面を滑走したり、巧みに潜水するのが特徴です。
  

雄は頭から首が赤褐色で胸は黒く体は灰色で虹彩が赤い

雌は頭から胸が褐色で目の周りと後方に淡色の線がある。虹彩は黒褐色。



オオバン

 クイナ科の鳥で全身真っ黒で、額と嘴が白い。目は赤い。泳ぎながら水草を食べたり、潜って水生昆虫を食べている。
 


ヒシクイ

 
ヒシクイという名前は沼にはえている植物の菱(ひし)を食べるというところからつけられたのようです。国の天然記念物で日本版レッドリスト絶滅危惧2類に指定されています。

   


ミコアイサ

数少ないカモでパンダカモとして人気者。こちらのページへ
 


カワアイサ

警戒心が強くなかなか岸に寄らない。沖を探そう。こちらのページへ
 

カイツブリ

雄は顔から首の側面が赤褐色で目と嘴の基部が黄白色をしている。
 
 

ユリカモメ

 本州以南で越冬するカモメで、夏羽と冬羽で特徴が違う。冬羽は顔と目の上に灰色の小班がある以外白いが夏毛はずきんのように目の回り以外顔が真っ黒になる。それ以外は背と翼の上は灰色で風切は白く、初列風切の先端は黒い。嘴と足は赤い。
 



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