八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々

　野辺山の朝。



　　　　　　　鹿が道路からフェンス内に入ろうとしてます。

　秋の花と蝶の写真です。

　　　　　　　　　　　　　　　マツムシソウとクジャクチョウ

　　　　　　　　　　　　　　　　　リンソウとシータテハ

　今日は久々に草むしり。かがんでいる私の上をカラスアゲハ、キアゲハ、ヒョウモンチョウが花の蜜を求めて飛び交っています。
カメラで狙うと逃げますが、蝶道というのがあって、蝶は決まったコースを飛んで何回も戻ってきます。だから蝶を撮るときは諦めないでください。
今日は宗旦ムクゲに止まったカラスアゲハです。
　シュウメイギクの近くからヌスビトハギが長い茎を伸ばし、面白い形の果実をつけています。名前の由来は果実のこの形が盗人の忍び足の足跡に似ている説とこれがひっつき虫になるところから盗人についてばれる説があるようです。

　高原の夏と言えばホタルブクロ。あるびおんの庭にも咲き始めました。ホタルブクロが咲く時期は、蛍が発生する時期でもあります。今夜でもお客様と見に行こうナー。
　　　　　　

　今年もわが家にコクワガタが飛んできました。お初です。早速歓待の印にゼリーをあげました。きっと気ままに過ごし、ゆっくりしたら出ていくでしょう。
　　　　　　　　　　　　 　

　今日は透明な羽を持つ綺麗な蝶に出会いました。ウスバシロチョウです。でもシロチョウの仲間ではなくアゲハチョウの仲間だそうです。５、６月の短い時期だけ現れる蝶だそうです。
この透明な羽を見ていると、幼稚園の寸劇で蝶になり、背中に付けて貰った半透明な綺麗な羽を思い出しました。

昆虫綱鱗翅（りんし）目アゲハチョウ科の蝶です。一見キアゲハのように見えますが小振りです。八ヶ岳では５月に羽化して１３００ｍくらいの所で良く見かけます。ペンションＪ＆Ｊさんに教えてもらい、ヒメギフチョウを見慣れたら野山で見つけられるようになりました。皆さんもこの蝶の姿を覚えて八ヶ岳を歩くと楽しいですよ。
でも絶対に採ったりしないで、撮るのは写真だけでお願いします。

羽化したばかりのヒメギフチョウです。

　今年も我が家が好きなクワガタがやって来ました。今年はコクワガタの雄と雌がいます。外に出してもも、いつの間にか戻ってきたり、勝手に好きな所に泊まって（無断宿泊）います。それでも、餌が無くお腹が空くだろうと、手が届くところにきたらゼリーを上げます。お腹が空いていたとみえて、ゼリーにしっかと張り付いています。

　フィオーレ小淵沢にはこぶちさわ昆虫美術館があり、フィオーレ恒例「夏休み限定！かぶと虫捕り体験」かぶと虫小屋がオープンしました。詳しくはこちらでご覧下さい。

　お隣・長坂町には オオムラサキセンター があり、８月１日にもオオムラサキの羽化が見られたようです。オオムラサキだけではなく、色々な展示、イベントがあり、子供さんの宿題にも役立つようです。

5月19日にテンが夜訪問したこと書きましたが、きょうはまだ薄明るい夕方にやってきました。丁度お夕食前でお客様がテーブルに着いている時で、主人がさっき録ってきたSLの汽笛を皆さんにお聞かせしているときでしたので、直ぐ窓の外のテンに皆さんの目が点です。
私も厨房にいたのですが主人に「テンが来ちゃったよ」といわれ見に行きました。テンは夜な夜な来ていたのか、堂々と落ち着いたそぶりで、みんながみていても恐れることもなく、ひまわりの種をばくばく食べて、ゆっくりとベランダを勝手知った所とばかりに一周して、窓の直ぐ際まできてこちらを見て帰って行きました。なんだか、テンの方が「今日は早く来てみたら人がいるナー？」と観察しているようです。
でもテンは肉食動物。果実も食べるそうなのでひまわりの種も食べていたのでしょうが、好物は小動物。勿論リスも対象です。それにテンはイタチ科の中でも大変木登りが上手で、樹上生活に向いているそうです。益々林の中のリスが危ないです。昨年はオオタカ、今年はテンと、我が家のリスたちも多くの受難に遭遇します。それにしてもテンがひまわりの種を食べるなんて、相当エサがないのでしょうか？
　3日ほど前にお手伝いの美和さんが、我が家とお隣の間からイノシシが道路へ出るところに遭遇した話を聞いたばかり。裏の林には野鳥とリスだけでなく、鹿にイノシシ、テン・・・野生の動物だらけのようです。私の夢見ている山野草の庭は出来るでしょうか？