ペンション あるびおん

八ヶ岳 小淵沢の小さな宿に宿泊して、静かな時間と体に優しいお料理をお楽しみください。

TEL.0551-36-4166

 E-Mail.p-albion@p-albion.jp

〒408-0041 山梨県北杜市小淵沢町上笹尾3332-1157

Lake Louise

カナダの旅7 ロッキーの宝石を再訪 

川端 雅章さんと行く、カナダグランドツアー5日目 Part1

6月3日(金)バンフ~ナカプスへ 移動距離386km
  1. 7:30ホテル発、国道1号線を西へ。
  2. この日はYoho National Park、Glacier National Park、Mount
    Revelstokeの3つの国立公園を訪れます。
    側道に入りEmerald Lakeへ。
    国道沿いにあるバージェス生物群の化石の展示がある小さな博物館を
    見学。
    国道1号線でGolden、Rogers Pass峠などを通ってロッキー越え。
    レベルストークでGiant Western Red Cedarを見学。
    州道23号線を南へ。
    Shelter Bayから無料の州道フェリーでGalenaへ。
    再び州道23号線でNakuspへ。

  3. 夕食: ナカスプの町で
  4. 宿泊: Nakusp Hot Springs Chalet

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Part1:バンフからモレーン湖 レイクルイーズ再訪まで

今日は朝から快晴です。なのに娘は予定通り1人でカルガリーまでバスで移動し、カルガリー空港から飛行機でバンクバーに戻ります。どうしてもカナダにいる間にロッキーを観て欲しくてここまで一緒に来ましたが、娘にはバンクバーの生活がありずっと一緒というわけには行かないようです。3人で娘のバスをホテル前で見送って、私たちも出発です。

カスケード山(Cascade Mountain; 2998 m)

カスケード山(Cascade Mountain; 2998 m)

昨夜到着したバンフの街は、カナディアン・パシフィック鉄道によって1880年代に観光地として作られた街で、温泉も見つかり、ここからカナディアンローッキーが観光地として知られるようになった街です。カナダの居住地としてはレイクルーズに次いで標高の高い町で北緯51度で標高1,384 mにあります。私の住んでいる八ヶ岳南麓の小淵沢が北緯36度で標高1000mで清里が1400m位ですから、清里よりもずっと寒いところに思うのですが、長年の平均気温をみるとそれほどでもないようです。バンフはカスケード山(Cascade Mountain; 2998 m)、ランドル山(Mount Rundle; 2949 m)、ノーケイ山(Mount Norquay; 2134 m)、サルファー山(Sulphur Mountain; 2281 m)と言う山々に囲まれていて、その影響もあるのかもしれませんね。
車窓から40年前を思い出そうとしますが、バンフスプリングスホテルぐらいしか思い出しません。そうそう、丁度ここへ着いたときに風邪気味で気分が悪くなり、バンフスプリングスでのランチも頂けなくて、食べ物の臭いすら嫌で1人お庭を散歩していた事を思い出しました。だから余り思い出もないのですね。
今日はメインストリートからカスケード山がくっきり、ドッシリと見えています。

  • バンフ踏切より

    バンフ踏切より

  • バンフ メインストリートよりカスケード山を望む

    バンフ メインストリートよりカスケード山を望む

バンフの駅は有名な街の駅なのに余り冴えません。有名な豪華列車『ロッキーマウンテニア号』がシーズン中に停車するくらいで、後はほとんどが貨物列車だとか。でもカナダの貨物列車は余りにも長くてビックリします。今日はその貨物列車さえ停まっていませんから、駅と言われなければ見逃しているところです。

  • バンフ駅

    バンフ駅

  • バンフ駅

    バンフ駅

一番に訪れたのはボウ滝(Bow Falls)です。昨日観てきたボウ氷河を源として、ボウ湖から流れ出ているボウ川にあり、高さ約9.1 m、幅約30 mの滝です。落差はそれほどないのに有名なのは、やはり映画「帰らざる河」のロケ地だからでしょうか。そうそう、映画でここは3人で筏で下ってきて、最後の難所でした。あの壊れかけた筏でこの滝を越えられるとは思いませんが、やっとの事でここを超え街に着くのです。題名の「帰らざる河」とはカナダの先住民が一度下り始めたら最後、下流へ流されるばかりで、河をさかのぼって出発した場所へ戻ることは不可能と言う意味で”帰らざる河”と呼んでいたそうで、それがそのまま題名となっています。ちなみにボウ川は全長約587 kmのもあるので、源のボウ氷河から85kmのここはまだ上流です。

  • ボウ滝(Bow Falls)

    水量豊富なボウ滝 
    高さ約9.1 m、幅約30 m

  • ロバート・ミッチャムとマリリン・モンローでなくてすみません。

今朝ホテルを出て、しばらく走るとガイドの川端さんが「波留美さん、今朝もう一度レイク・ルイーズに行きましょう。」と。それは何も言っていないのに、私が40年ぶりのレイク・ルイーズに少しだけがっかりしているのを見抜いての言葉のように思えます。このお天気をみての粋な計らいに、私の胸は張り裂けんばかりでした。そしてバンフから国道1号前をモレーン湖とレイクルーズに向かって戻ります。

カナダのハイウエイでは、時々動物が渡るためのアニマルオーバーパスと言う橋が見られます。初めは地下道のアニマルアンダーパスが22本も作られたそうですが、熊と狼が渡らない事がわかり、オーバーバスを作ったそうです。人の臭いが付かないよう、人間の通行は禁止です。観光道路などの開発はしても、しっかりと野生動物の生活も守っている事が感じられますね。

  • アニマルオーバーパス

    Trans-Canada Highwayにかかるアニマルオーバーパス

  • Trans-Canada Highway

    Trans-Canada Highwayは素晴らしい景色の連続です。

昨日ジャスパーからバンフに向かって観たときは、ごつごつした台地に見えたキャッスル山(Castle Mountain)が反対に向かって走って観ると本当に西洋のお城に見えました。これも氷河の侵食によって削り取られてできたのでしょう。山塊は、2862m ~2970m までのいくつかの峰が連なっています。

  • キャッスル山(Castle Mountain)

    キャッスル山(Castle Mountain)

  • キャッスル山(Castle Mountain)

英名:Golden-mantled Ground Squirrel
和名:キンイロジリス
全長235-295mm、体重120–394g

さーてモレーン湖( Moraine Lake)の駐車場に到着。昨日ナキウサギやキンイロジリスが迎えてくれたロックパイルトレイルを登っていき、その岩場にさしかかりましたが、今朝は全くナキウサギの姿も鳴き声もありません。いつもでも見られるものではないのですね。昨日はラッキーでした。でもロックパイルトレイルの終点につくと、昨日の感動より更に大きな感動が!
すべてが3000m以上というテンピークスの上には雲一つない青空が広がり、頂きの一つ一つがくっきと見えています。10の頂きはすべて3000m以上。富士山が10も並んでいるようなものです。でも見ているところが1500m位なのでそれほど高く感じません。そしてモレーン湖の湖面も色鮮やかなターコイズブルーに輝いています。氷河によって削り取られた微細な土砂が湖水を浮遊し光が屈折してこの色となるのですから、お天気が良い方がよりターコイズブルーが濃くなるのは当然ですね。
ここでキンイロジリスが迎えてくれました。

テンピークスもくっきり聳えている快晴のモレーン湖

テンピークスもくっきり聳えている快晴のモレーン湖( Moraine Lake)

  • モレーン湖( Moraine Lake)

    快晴のモレーン湖( Moraine Lake)

  • モレーン湖( Moraine Lake)

    モレーン湖( Moraine Lake)とテンピークス

  • モレーン湖( Moraine Lake)

    ターコイズブルーに輝くモレーン湖( Moraine Lake)にて

  • 川端雅章さんと

    もう一度訪れてくれありがとう川端雅章さん!!

そしてレイク・ルイーズ(Lake Louise)に。こちらも晴れ渡って、湖水が私が40年前に観たようにエメラルドグリーンに輝いています。正面のビクトリア氷河もくっきりと見えています。この氷河の名前はビクトリア女王から、そして湖の名前ははその娘であるルイーズ王女に由来しています。
川端さんは朝がここが綺麗に輝く時間と知っていて、再訪してくれたのですね。ロッキーの宝石と言われる2湖を、こんなにお天気の良い日に再訪できるなんで、川端さんに感謝、感謝です。

晴れ渡ったレイク・ルイーズ(Lake Louise)とビクトリア氷河

晴れ渡ったレイク・ルイーズ(Lake Louise)とビクトリア氷河

  • レイクルイーズ

    透明度も高いレイクルイーズ

  • 晴れ渡ったレイクルイーズとビクトリア氷河

  • レイクルイーズ湖畔のカヌー乗り場とフェアビユー・マウンテン(2,744m)

    レイクルイーズ湖畔のカヌー乗り場とその後ろはフェアビユー・マウンテン(2,744m)です。

  • レイク・ルイーズ(Lake

    今日のこの快晴のレイク・ルイーズ(Lake Louise)で親子3人で撮りたかったな。

「こんなにお天気もよく、楽しいのによくバンクバーへ戻ったね」と娘の事うわさしていたのですが、この日のカルガリーからバンクバーまでのフライトも素晴らしく、まるでカナディアンロッキーの遊覧飛行のようだったそうです。あーそれならそれも良かった!!

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カナダの旅5 景色と動物に感動の1日 Part1

川端 雅章さんと行く、カナダグランドツアー4日目 Part1

6月2日(木) ジャスパーからバンフへ。移動距離291km
  1. 07:00 ホテル発。 Hwy93を南へ。
  2. この日はJasper National ParkとBanff National Parkの2つの
    国立公園を訪れます。
    側道に入りMt. Edith Cavelとのビューポイントへ。
    93-AでAthabasca Fallsへ。
    93(Icefield Parky)を一路Columbia Icefieldへ。
    コロンビア大氷原ではアサバスカ氷河の上に降りられる雪上車に乗り、
    2014年5月オープンのグレイシャー・スカイウォークを歩く。
    たくさんの氷河と湖を観ながらバンフへ。
    途中、少なくともPeyto Lake, Bow Lake, Lake Louise, Moraine
    Lakeで降車します。

  3. 18:00 バンフの宿に到着。
  4. 夕食: バンフの町で。アルバータ牛をいただきます。

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Part1 ジャスパーからアサバスカ氷河&グレイシャー・スカイウォークまで

豪華列車『ロッキーマウンテニア号』

豪華列車『ロッキーマウンテニア号』

昨日夜遅くまで活動したものの、今日も見所いっぱいなので7時にはホテルを出発。ジャスパーの駅には夕べから豪華列車『ロッキーマウンテニア号』た停車中で、この列車はバンクバーから夜は下車してホテルに泊まりながら3泊4日でジャスパーまでの列車の旅を楽しめますが、それだけに料金が超高い。そんな贅沢な旅をする人たちが列車に乗り込むのを尻目に、私たちはジャスパーの町を離れました。


今日はジャスパーとレイク・ルイーズ・ジャンクションを結ぶ国道93号線・別名アイスフィールド・パークウェイ・230kmを走り抜け、更にバンフまで行きます。このハイウェイはただ走るだけなら3時間ですが、ロッキー山脈の峰々に平行して走っており、美しい湖や雄大な氷河を眺めながら1日掛けて楽しんでいきます。これはドライブ旅行ならだからこそ楽しめる1日になりそうです。生憎空は少し曇り空。その上山岳地帯を走りますので、これから先のお天気がいろいろ変化しそうです。
まず最初にみられたビューポイントはジャスパー国立公園内の
アサバスカ滝(落差約24m、幅約18m)です。

  • アサバスカ滝

    アサバスカ滝

  • アサバスカ滝

    アサバスカ滝

次はサンワプタ滝(Sunwapta Falls)へ。
この滝はSunwapta RiverとAthabasca Riverの合流点付近にある滝です。朝はいのですが、かなり人がいます。少し雨が降る中でしたが、散策路を歩き滝をみてきました。

  • サンワプタ滝

    サンワプタ滝へ向かう

  • ゴゼンタチバナ

    バンチベリー(Bunchberry)
    途中に咲くゴゼンタチバナ

  • サンワプタ滝

    サンワプタ滝

  • サンワプタ滝

    サンワプタ滝

ジャスパーから次々氷河を見る事の出来る「アイスフィールド・パークウェイ」の中央あたりにあるのが「コロンビア大氷原」です。コロンビア氷原は3451mのアイスドームを頂点としてドーム氷河(Dome Glacier)、アサバスカ氷河(Athabasca Glacier)、スタットフィールド氷河(Stutfield Glacier)、コロンビア氷河(Columbia Glacier)、キャッスルガード氷河(Castleguard Glacier)、サスカチュワン氷河(Saskatchewan Glacier)の6の流れがあり、北極海に、そして大西洋、太平洋に向かってそれぞれ水が流れ出す分水嶺にもなっています。
ここはその北端の氷河スタットフィールド氷河(Stutfield Glacier)がみられる展望台です。少し霧が出て見えにくいのですが氷河の約900mの断崖が目の前にみられます。
足下ではハタネズミがチョロチョロと動き回っています。ナキウサギなら尻尾が円いのですが、これは尻尾が長いのでハタネズミようです。

  • スタットフィールド氷河(Stutfield Glacier)

    スタットフィールド氷河Stutfield Glacier)

  • 氷河の約900mの断崖

    氷河の約900mの断崖

  • ハタネズミ

    ハタネズミ

  • ハタネズミ

    ハタネズミの尻尾

いよいよ氷河と岩山を眺めながらコロンビア氷原から流れ出す主要な6つの氷河の1つアサバスカ氷河(サンワプタ川の渓谷に30mつきだした展望台のグレイシャー・スカイウォーク(Glacier Skywalk)です。)に到着。ここでは雪上車に乗って氷河までいきます。氷河から飛んでくる氷混じりの冷たい風でとても寒いです。ダウンとオーバーパンツをはいても寒いくらいです。
雪上車と2014年5月オープンのグレイシャー・スカイウォークのチケットはセットになっていて結構なお値段ですが、折角来たのだから行かない手はありません。雪上車に乗り込むと外は雨でしたが、思っていた以上に急坂を登ったり下りたり。左にはアドロメダ氷河も見え、スリル満点の雪上車でした。雪上車の終点は標高2200mで、到着して雪上車から降りると、外は横殴りの風とみぞれ。これは氷河から吹いていくるみぞれらしく、空は晴れている。ダウンにオーバーパンツでも寒さが堪える。記念写真を撮って雪上車にひきあげる。この氷河も冬の積雪量より溶ける量が多くて年々後退してるらしい。氷床の厚さは90~300mとの事です。

  • アドロメダ氷河

    アドロメダ氷河

  • 雪上車の中

    雪上車の中の川端さんと主人

  • 雪上車

    雪上車で氷河の先端へと急坂を登っていく。

  • 氷河の先端を流れる雪解け水

    氷河の先端を流れる雪解け水

  • アサバスカ氷河の先端を流れる雪解け水

    アサバスカ氷河の水は美味しいけれど、寒くてのめない。

  • アサバスカ氷河にて川端さんと

    アサバスカ氷河にて川端さんと

  • アサバスカ氷河にて

    氷河の上までやってきたよー

  • アサバスカ氷河(

    カナダ国旗ごと飛ばされそう

  • 雪上車

    雪上車のタイヤは私の背丈より高い。

  • ビッグホーンシープ

    こんな寒い岩場にビッグホーンシープが

スカイウォークまでのバス。

スカイウォークまでのバス。ワーホリで働いている運転手さん

一度センタに戻ってバスを乗り換え、スカイウォークへと向かう。雪上車は若い女性の運転手さんでしたが、こちらは若い男性。むこから日本人かと尋ねてきて、大学が京都だったと話す。話す内に娘と同じ大学だとわかり、話しが弾む。ニュージーランド人だがワーホリでカナダでこの仕事をしていると。ワーホリで来て、こんな大型バスの運転までしちゃう事に驚き。
さて着いたところはサンワプタ川の渓谷に30mつきだした展望台のグレイシャー・スカイウォーク(Glacier Skywalk)です。足下がガラス張りになっていて、擂り鉢状にえぐれた渓谷を足下から眺められますが、高所恐怖症の人には無理かも。それにしてもこの深い谷間と山々の景色は素晴らしいです。先ほどの氷河の先端であれほどの風とみぞれが降り注いでいたのが嘘のように晴れていて、景色がいっそう綺麗です。

  • バス停から歩く。

  • サンワプタ川の渓谷の絶景

    サンワプタ川の渓谷の絶景

  • 沢山の滝がサンワプタ川に流れ落ちている

    沢山の滝がサンワプタ川に流れ落ちている

  • グレイシャー・スカイウォーク(

    深い谷に突き出ているガラスの橋がグレイシャー・スカイウォーク

  • Glacier

    はーい!!ここだよ。

  • Glacier Skywalk

    Glacier Skywalk

  • グレイシャー・スカイウォーク

    グレイシャー・スカイウォーク

4日目 Part1はここまで。

今日見た鳥

ハシグロアビ、カナダガン、アカオノスリ、ムネアカルリノジコ、ハイイロホシガラス、ワタリガラス、ナミガラス以上8種

今日ここまでで見た動物

ハタネズミ,ビックホーンヒツジ,以上3種

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