ペンション あるびおん

八ヶ岳 小淵沢の小さな宿に宿泊して、静かな時間と体に優しいお料理をお楽しみください。

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今伝えなければならないこと。

今伝えなければならないこと。

映画 少年H

映画のポスターに『いま、あなたに伝えたい。戦争を生き抜いた「名もなき家族」の愛と真実の物語。』と書いてあります。 

映画を見終わったとき、なぜか泣けました。とても泣けました。
それはまだ私が生まれる前の物語。でもそれと同じ物語が私の中でしっかりと生々しく生きているのです。

なぜでしょう。
それは祖父や父母や叔父叔母達に小さい頃から沢山、沢山話を聞いたからです。大人の話を聞くのが好きだったおませな子だったので、大人の話す私の知らない世界の話しは大好きでした。
映画は神戸が舞台ですが、私は横浜の空襲の時や戦後の混乱期の話を沢山聞きました。母は横浜の空襲の時、盲腸の手術の2日目だったとかで、タンカーで横浜公園に運ばれて空襲を体験したそうです。家は焼かれ、それから戦火を免れた病院に家族と共にしばらくいたそうです。

でも今はもう体験した人も減り、そして私のように体験した人から直接話しを聞いた人も高齢になってきました。そして核家族化、家族との団らんや会話も少なくなってきている現在、子供達や若者がどれほどこんな話しを家庭の中で聞いているでしょうか?大きな歴史の流れだけでなく、自分の親やおじいちゃん、おばあちゃん達が歩んできた道を知ることが一番易しく、優しく日本の歩みを理解出来るのではないでしょうか。
この映画を観て、ほんとに伝えていかなければと思いました。今ある平和、今ある生活、それが当たり前でないこと。そしてそれをどうやって手に入れてきたか。それを知った上で、今の政治が良いのか悪いのか、憲法改正が必要なのか必要ないのか等考えて欲しいと思いました。

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