丁度一ヶ月前に挿し干したラベンダーも、しっとり梅雨のお天気に元気に根付いてきたようです。短く切った穂先から新しい芽を出し、気の早いもの小さな蕾も持ち始めます。勿論これは花を咲かせずに切って、根に栄養を回しますが。良く鯛は腐っても鯛といいますが、ラベンダーも一葉でもラベンダーといいたいくらい、こんな小さな苗でも近付けば良い香りです。
梅雨時は挿し木や挿し穂の良い時期ですね。私はうっかり折ってしまった茎や枝を他のものが植わっているプラターや、良くお水をあげる花の側にそのまま挿しておきますが、結構なんでも根が出てきてます。
先日イソギクの茎を折ってしまいましたが、挿した植木鉢の中でぴんぴん生き生きしています。葉が大夫いたんで心痛めたシャクナゲも、混んできた所の枝先を毎日お水をあげなくてはならないハンギングバスケットの真下の花壇に数本挿しておいたらしっかり新芽が伸びてきています。クレマチスも古くなって枯れそうな足下には、次のために新芽を挿しておきます。良く真新しい培養土を鉢に入れて・・・とか言いますが、植物って強いものです。こんないい加減に増やしたものは結構たくましくいきています。
鬱蒼として来た裏の林ですが、そんな中でシロバナイチヤクソウが開き始めました。常緑の葉はこんな寒いとろろでもしっかり冬も緑です。いつの間にかここへやってきて、いつの間にか増えてきたものです。