川端 雅章さんと行く、カナダグランドツアー9日目
6月7日(火)亜高山帯でアオライチョウのディスプレイを探し、ホープ経由でバンクバーへ戻る。走行距離 km
- 早朝 亜高山帯でアオライチョウのディスプレイを探す。
- ビーバーポンドで繁殖中のアメリカムシクイなどの小鳥を観察。
- 10:30 ホテルをチェックアウト、ホープ経由でバンクーバーへ。
- ホテルをチェックアウト、途中日系人の収容所(タシミー、現在はSunshine Valley)があったところやHope Slide(大きな山崩れ)の跡を通過しながらホープ経由でバンクーバーへ。
- 16:00 頃、バークレイホテルに到着
さー、今日は川端さんのガイドツアー最後の日。朝一番にBlackwall Roadを登り、アオライチョウを探します。7時30群くらいに道路から声聞こえ、やがて樹木の中かアオライチョウが現れ、花が咲き乱れる中でディスプレイをはじめました。谷間に向かってメスを呼んでいるようです。かなり長い時間そこでディスプレイ。離れて撮影していると、やがてどんどんむこうから近づいて来て、私たちの周り、足下でディスプレイ。これは威嚇のディスプレイでしょか。十分過ぎるほど見せていただいたのでそろそろ私たちも退散します。
私たちが車に乗ると、オアライチョウも観客がいなくなったからか、谷とは反対のゴロゴロ石だらけの斜面を、時々足を取られながらもディスプレイしながら登ってい来ました。
オライチョウは2006年にアメリカ鳥学会によってSooty GrouseとDusky Grouseの2種に分けて分類されました。より西の太平洋に近い地域に生息しているのがSooty Grouse(気嚢の部分の色がは黄色)で、より東の内陸に生息するのが、Dusky Grouse(気嚢の部分の色が赤紫)と。ロッキーで見かけるのはDusky Grouseですが、今回マニングパークでみたライチョウはSooty Grouseです。
-
アオライチョウ
学名:Dendragapus obscurus
英名:Sooty Grouse
科名:ライチョウ科
サイズ:全長約♂47-57cm、♀44-48cmcm、体重約1kg、翼開長約66cm -
アオライチョウ 雄
-
Sooty Grouseらしく気嚢の部分の色がは黄色
-
アオライチョウ 雄
-
アオライチョウの雌
アオライチョウのディスプレイ
その後ビーバーポンドに行くもここでは探鳥の成果がなく、花の撮影をしてホテルに戻り、マニングパークを後にする。
-
スティッキー・パープル・ジェラニウム
Sticky Purple Geranium
フウロソウの仲間(フウロソウ科) -
プリックリー・ローズ
Prickly Rose
オオタカネバラ(バラ科) -
フォルス・ソロモンズシール
False Solomon’s Seal
ユキザサの仲間(ユリ科) -
トゥイニング・ハニーサックル
Twining Honeysuckle
(スイカズラ科) -
ツバメオモト Clintonia umbellulata (Michx.) Morong
ビーバーポンドを後にして、ホープの地滑り(ランドスライド)によってバンクーバーへと帰路につきました。
The Hope Slide は1965年、1月9日の早朝、弱い地震があり、それがもととなって海抜約2000メートルのあたりから山が崩れ落ち、谷間を通っていたハイウェイ3号線と、そばにあった小さな湖を一息に埋め尽くした跡です。最下部に積もった土砂の深さは70メートルに達し、この土砂崩れの前に少し雪崩があり、そのため3台の車に4名が乗っていて停まっていたため、かれらはすべて地滑りに巻き込まれ、全員が死亡。うち2人は行方不明のままだそうです。この岩場にもナキウサギがいるそうですが、見つかりませんでした。
最後は川端家に寄って、預けてあった荷物を車に積み、ホテルに送っていただきました。この旅のmain eventはバンクバーへの途中の車中中での川端さんの熱唱です。サイモンとガーファンクルの歌です。
最後の最後まで私たちを楽しませてくれた名ガイドさんに感謝、感謝です。
今日見た鳥
アオライチョウ ディスプレイ中
この旅日記は只今更新中です。初めからご覧になりたい方は こちらからご覧ください。