ペンション あるびおん

八ヶ岳 小淵沢の小さな宿に宿泊して、静かな時間と体に優しいお料理をお楽しみください。

TEL.0551-36-4166

 E-Mail.p-albion@p-albion.jp

〒408-0041 山梨県北杜市小淵沢町上笹尾3332-1157

昆虫日記

春ゼミの抜け殻

ハルゼミの抜け殻

ハルゼミの抜け殻

ハルゼミは松林に4月から6月頃発生するセミですが、私は「ジージー」という声は何度も聞いていますが、姿を見たことがありません。黒っぽいセミだそうです。
これは白樺に残ったハルゼミの抜け殻。

最近はこの春ゼミも大夫減っているようです。
ここ小淵沢にしても、松食い虫の被害で次々松林が伐採されました。ハルゼミのすみかもなくなってしまったのでしょう。

ハルゼミといえば、紅花イチヤクソウが一面に咲いていた守屋山に登ったときのこと。耳鳴りかと思ったらそれがハルゼミの鳴き声と教わりました。


☆八ヶ岳の宿泊とバードウォッチングはペンションあるびおん

落とし文

落とし文・・・なんてすてきな響きでしょう。
でもまだ私たちの時代には、それに近いようなことありましたね。他の人に知られたくない手紙を廊下でメモのように落としたり、下駄箱に恋文が入れていたり。
今は何でも携帯電話やメールだから、そんなことないのでしょうね。「早く電話を切りなさい」と家族に言われないし、だれからの手紙なの・・・と詮索されることもなくて良いけれど、情緒はなくなってきましたね。
それに今の世の中で「落とし文」なんてしたら直ぐに人混みに紛れてつぶされちゃいますね。

さて、前書きが長くなりましたが、この写真に写っているのは「おとしぶみ」です。
見たことありますか?
オトシブミ科の昆虫(ソウムシに似ている)が葉を切って巻き付け、その中に卵を産んでいるのです。育児シェルター、ゆりかごです。
これをこのままおいて観察していると一ヶ月くらいでオトシブミが穴を開けて出てくるそうです。
これは 八ヶ岳倶楽部のスタッフさんが集めておいてあったものです。観察しているのでしょう。

これを作るまでの過程を見るとなかなかすごいです。興味ある方はオトシブミの国でご覧ください。

  • おとしぶみ

    オトシブミ

  • オトシブミ 八ヶ岳倶楽部にて

    オトシブミ 八ヶ岳倶楽部にて

八反歩堰遊歩道のトンボと花

大滝湧水から流れ出る八反歩堰に沿った遊歩道を歩きました。お散歩に良いと所です。トンボが沢山手すりのロープに留まっていてトンボの標本箱みたい。



                   雨後の秋空



                    色鮮やか



                     お邪魔しました。



                    計ったように等間隔で並んでるね。



                      そろそろ稲刈り



         ルウツボ                 エノコログサ



                      アメリカゴボウの花と実

 のんびり歩く良い散歩道です。

2004年 昆虫日記

これは八ヶ岳のペンションあるびおんのデジ日記より昆虫に関する日記を抜粋したものです。

2004年 昆虫日記

2004.08.13(金)

夜にまたクワガタがベランダにいました。昨日からお泊まりで昆虫採集をしている圭亮君にあげましょう。これでクワガタが7匹になったとか。カブトムシはフィオーレこ小淵沢のカブトトムシ採り体験でゲットしてきたそうです。

2004.08.03(火)

写真をクリックすると大きくなります
朝は青空で山が綺麗に見えていましたが、午後少し薄雲がでて来ました。あるびおんの昆虫館に今日はルリタテハという綺麗な蝶がやってきました。この蝶は動きが早く写真に撮るのが難しい蝶だそうです。でもこのアカゲラの空けた穴の昆虫館は美味しい樹液があるので何時までも止まっててくれるので助かります。また朝から何回もやってきては蜜を吸っています。お客様もダイニングルームから双眼鏡で見て楽しんでいらっしゃいます。居ながらにして毎日色々な蝶や虫を呼んでくれる昆虫館ですが、これもアカゲラさんのお陰です。

2004.07.29(木)


このところ昆虫を楽しみにいらっしゃる方が多いのですが、今夜大阪からいらした将平君はベランダでクワガタの雄を捕まえました。毎日HPの昆虫日記を見ていて、到着したときから虫かごもって裏の林に行ったりしていらしたので、ついに捕まえて満足そうです。明日はフィオーレ小淵沢の昆虫採集のイベントに参加するそうです。

2004.07.27(火)

昨夜は窓を閉めてしまったほど涼しかったのに、今朝はまた夏らしくなったようです。入笠山に行かれる方も、ブルーベリー狩りに行かれる方も、乗馬を楽しまれる方も思いっきり楽しんでください。
今夜はお夕食の後主人が子供さん達とベランダに出てアカゲラの空けた穴(あるびおんの昆虫館)にライトを当ててみました。するといましたいました今夜もクワガタ君です。昨夜は2匹いたらしいのですが今夜は1匹。智洋君と葉月君は今日フィオーレ小淵沢の昆虫館行って来たばかり。沢山の蝶々と昆虫の標本を見てきたのでしょう。でもこうして自然にいる姿を見ることも出来て良かったですね。今日いらした杏奈ちゃんは女の子ですが昆虫にとても興味があるようです。さてコナラの昆虫館さん、夏の間中たくさん樹液を出して、多くの子供さん達の為に沢山の昆虫を呼んで下さいね。

2003.07.26(月)


今朝は気持ちよいほど激しい雨が降っています。空気もヒンヤリとしています。でもチェックアウトの頃には空が明るくなり雨もお昼前には上がってきました。
ペンションもいよいよ夏休みという感じでファミリーの方が増えてきました。この八ヶ岳で色々な経験をして、沢山の想い出をもって帰っていただけると良いですね。雨上がりのベランダでエゾゼミがうるさく鳴いていました。蝦夷とは北海道のことですが本州の山地にもいるようです。今年は裏の林に沢山のセミの抜け殻があります。白樺の木には3つも。これは皆兄弟なのでしょうか?このエゾゼミも裏の林で羽化したのでしょうか。

2004.0724(土)


今朝の昆虫館はスミナガシという珍しい蝶が来ていました。凄く綺麗というわけではありませんが、名前のごとく墨のように黒い蝶で、白い模様があります。
朝少し曇りがちだったので涼しく、今日がチャンスとばかりに気になっていたお花の植え替えを初めたら、太陽がでてきてジリジリと照りつけ始めました。こんな忙しい日になぜ植え替えかというと、夏の玄関を飾るためにパンジーと交替したバーベナが少し前にお花が咲きすぎ、今は暑さのせいか蕾はある物のなかなか次が咲かなくなってしまったのです。咲きすぎで疲れてしまったということもありかも知れません。引退して横の花壇に引っ込んだパンジーはこの暑さにも負けずに今も元気に沢山のお花を付けているのに。引退した場所が良かったのでしょうか。で、花道にあたる階段のプランターにお花が少ないことが気になって仕方ないのです。丁度去年のこぼれ種で砂利の中に沢山でていたマリーゴールドの芽を抜いてはつぶされないところに植え替えていたものが立派な苗になっていますので、それを今度は飾って見ることにしました。お花はまだ咲き始めで少ないのですが、やはりここで冬を越して砂利の中でも芽を出した苗ですからとても丈夫に育っています。これから秋まで次々とお花を咲かしてくれると良いのですが・・・・。半日これにかかってしまい、午後は大忙しですが、気になっていたことが終わり気分はすっきり。

2004.07.20(火)

今日も日本列島異常な暑さが続いているようです。ここ八ヶ岳も太陽がジリジリ照りつけています。直接あたったら痛いくらい。でもちょっと木陰に入り一風吹けば爽やかになります。
夕方になると涼しい風が吹き、昆虫館にも餌を求めて虫たちが集まってきました。穴の中にはクワガタの夫婦が陣取りコガネムシやオオムラサキを追い払います。でもオオムラサキはとても強くあの細い足でクワガタの角に向かっていくのです。そしてとうとうクワガタも奥に引っ込んでしまうのです。


クワガタと戦うオオムラサキの雄

2004.07.19(月)

今朝目覚めたらしっかりと羽毛布団を掛けていました。お客様にお聞きしたらその方もやはり。でも下界ではやはり暑くて寝苦しい夜が続いているのでしょうか。
このところ厨房に籠もっていたので久しぶりに昆虫館を眺めたら大きなクワガタが。急いでカメラをセットしたら飛んで行ってしまいました。でもその後も3匹のコガネムシがすさまじい戦いをして2匹が落とされたり、次にやってきたクワガタがコガネムシを追い払ったり、一つの穴の周りで激しい生存競争が繰り返されていました。あちらは必死なのにこちらは面白がってみているのです。この地球上で人間が激しく戦いながら生きている様をまたもっと大きな存在が面白がってみているかも知れませんね。
雌と餌場を守って雄がコガネムシを追い払います。
クワガタの雌のいる位置がよく樹液がでるようで、そこの取り合いをよくしています。

2004.07.15(木)

昨夜遅くまで飲んでいらしたにもかかわらず皆さんとてもお元気で、今朝も朝食前に前庭のテーブルでビールやワインを開けていらっしゃいました。今朝も朝から青空が広がっています。大地も乾ききっています。それに引き替え新潟では水害がひどく悲惨な状態でお気の毒です。住むところも田圃の稲もみんな泥に埋まっているようです。あるびおんでは新潟・津南のお米に頼っているのですがそこは川から少し高台になっているので大丈夫だと思うのですが・・・。1日も早くもとの生活に戻れますようにお祈りしています。
今日の昆虫館はコガネムシコムラサキ。夕方にはオオムラサキもやってきて、コガネムシ同士が喧嘩している間に要領よく蜜を吸っていました。

2004.07.12(月)

今日も爽やかな陽気です。今朝のあるびおんの昆虫館(こんちゅうやかた)はものけのからです。と思ったのですがアカゲラの掘った穴は深く、昆虫もゆうべは寒いくらいでしたから穴の中深くに入っていたのかも知れません。暖かくなるにつれてカブトムシの姿が見えたり、コガネムシが見えたり、そこへまたオオムラサキが飛んできたり賑やかになりました。とその時リスがその穴の前を通った物だからオオムラサキやコガネムシは驚いて飛び立ちました。
ベランダから手の届きそうなところにある一本のコナラの木。これがあるために冬は鳥達が羽を休めたり、この枝で餌を食べたり、そしてこの林をすみかとしているリスやアカゲラは一年中この木で遊び、夏には昆虫に樹液という餌まで与えてくれるのです。そして丁度ダイニングから見える高さでそれらの営みを見せてくれるのです。すくすく伸びまだ伸び続け、枝を大きく張り邪魔だからと毎年この枝を切り落としているのですが、このコナラの木には感謝しなければなりません。毎日この穴を撮っているのはダイニングルームからです。
さて今日はお買い物のついでに6月18日にオープンした藪内正幸美術館と釜無川沿いにある「フランク」というお店を訪ねました。藪内さんはサントリーの鳥の絵を描いた方です。優しく、丁寧に描かれた絵から動物や鳥に対する愛情が伝わってきます。野鳥の好きな方は是非いらしてみて下さい。またハム工場がその前で経営する「フランク」は釜無川の眺めと対岸の断崖絶壁がいい眺めです。またここも野鳥の観察には向いています。今日はこの河原の木にオオムラサキが止まっていました。国道から奥に入ったところですがおしいハムやソーセージでランチにしたり、それらをおつまみにワインでも傾けながら外の眺めを見るひとときも良いかも知れません。詳しい紹介はまた後ほど。


コガネムシとオオムラサキが仲良く樹液を吸っています。
リスが通りかかって・・・・

2004.07.11(日)


今日はなんとさわやかな風が吹いているのでしょう。久しぶりのまとまった雨に木も草も山も洗われたようです。ポニーに乗りに行く方、ブルーベリーを摘みに行かれる方、いかにも高原らしいこの爽やかさの中で思いっきり楽しんでお帰り下さい。
さて今朝の昆虫館ですが相変わらずカブトムシのカップルが住み着いていますが、それにお構いなくオオムラサキの雌が飛んできて頭を並べて蜜を吸っていました。(写真は大きくなります。)雄もきてくれると綺麗なので良いのですが・・・・・
と思っていたら選挙から帰ってきたときに前庭でオオムラサキの雄が花の蜜を求めて飛んでいました。今年は本当にオオムラサキをよく見かける年です。このあるびおんのデジ日記もなんだかオオムラサキ・昆虫日記のようです。
さて、さてこれから桃の皮むきを始めます。剥きながら時々口に入れる。これがまた美味しいので楽しい仕事なのですが、今日は何しろ量が半端ではありません。気合いを入れて始めなければ!!

2004.07.10(土)


今朝昨日からお泊まりの御家族が裏の林でセミの脱皮を最初から最後まで見ていらしたそうです。これを聞いて脱皮したばかりのセミを撮りました。写真は大きくなります。出てみるとさなぎの中にどうやって入っていたのか不思議に思います。アカゲラの穴は相変わらずつがいのカブトムシが幅を利かせていますが、その隅でしっかりとクワガタもこの樹液を吸っているようです。裏の林では毎日毎日色々な生き物たちが一生懸命生きている事を感じます。
新府・穴山では桃の出荷が始まり、桃の木にはちょっと恥じらったように頬を赤らめた桃の実がたわわになっています。今日は知り合いの農園に沢山の桃を頂に行きました。帰りの車の中は桃の良い香りで満たされていました。今日は冷やしてデザートに。明日はこれの皮を剥いてスープやジャムに加工します。
この後直ぐに激しく雨が降り、気温が一気に下がりました。大地はお湿りをいただき、人や木や動物は暑さから解放され、少し体を癒すことが出来たのではないでしょうか。でも都内はもとより糸魚川や山口県など遠方から遊びにいらしている方にはちょっと残念な雨でしたね。でもきっと明日は良く晴れるでしょう。明日を楽しんでください。
お夕食後ホタル鑑賞を希望された方がいらしたので主人がご案内しました。雨も降り、気温も下がり今日はあまり飛ばないと思っていったのですが、ちゃんと蛍は飛んでくれたようです。
今日はしっかりと窓を閉め、お布団かけて寝ないと風邪ひきそうですよ。お休みなさい。
薬師岳と観音岳の花のアルバムアップしました。

2003.07.09(金)

今朝はアカゲラの穴に立派なカブト虫がつがいで入っていました。初めは蜜を吸っていましたがそのうちにラブラブに!
これからこの昆虫屋敷に何がやってくるか毎日楽しみです。

立派な角を持ったカブトムシ
これでは他の虫たちが近寄れません

2004.07.08(木)

今日も朝から気温が上がってきました。都会ではどんなに暑いことでしょう。こんな日はオオムラサキが良く飛びます。そこで主人は午前中深沢川に写真を撮りに行って来ました。お昼に帰ってきて私とベランダを眺めながらお昼ご飯を食べているときです。5月にアカゲラが穴を開けたところにオオムラサキが止まって樹液を吸っているではありませんか。しばらく見ているとその穴からクワガタも3匹出てきました。アラアラ次にはコガネムシが・・・・とその時2羽のアカゲラがやってきました。「それ僕たちが穴を開けたんだよ」「そうよねー」と2羽で語っているような様子です。でもまあ穴だけ開けて子育てには使わなかった穴ですし、こんな風に役立っているのだからアカゲラさんも本望では?(写真は大きくなります)今年は暑いのでオオムラサキが1000mのここまでやってくると思っていましたがやっぱり!!

今日撮ってきたオオムラサキの写真はこちらから

2004.07.04(日)

今朝は乗馬の方々は早い朝食でお出かけになり、8時の朝食の後私はポレポレクラブの「ブルーベリーとオオムラサキウォーク」の為に長坂へ、主人はお客様を観光案内とそれぞれにあわただしく朝から出かけました。観光組の方々はお花を訪ねて八ヶ岳倶楽部やミヨシペレニアルガーデンを回りブルーベリー狩りをしてお土産をもって帰られたようです。ウォークは目的のオオムラサキが沢山飛んでいて、初めて見た方も満足されたのではないでしょうか。私は動きの激しいオオムラサキの綺麗な写真が撮れずに帰ってきましたが、我が家には今日は揚羽蝶が来て主人はその写真をしっかりと撮っていました。(写真をクリックすると大きくなります)写真の違いは腕というよりカメラの違いとしておきましょう。毎日綺麗な蝶がお花にやってくるので楽しみです。今年は暑いので数年前のようにオオムラサキもここまでやってくるかも知れません。
今日のウォークレポートはこちらから 

白駒池からニュウへのレポートをアップしました。

2004.07.03(土)


今日は綺麗な蝶があるびおんのお花の蜜を吸いにやってきました。名前はツマグロヒョウモン。表のお花に止まったり、ベランダのハンギングバスケットの花に止まったり、ヒラヒラと飛んでいました。
今日は遠く山口県からのお客様と大阪科のお客様がいらっしゃいます。その他には昨日からの乗馬の方々です。お夕食後はホタル鑑賞にご案内いたしました。
いよいよたん歩゚歩゚畑からの新鮮な野菜が手に入る季節になり、サラダの青さが違います。

2004.06.27(日)

久しぶりに棒道を歩いてみると、あっという間に草が伸びすっかりと夏の装い。咲いているお花もヤマオダマキやトラノオ、シモツケソウやカラマツソウなど初夏の花です。なかなか名前を覚えない雑草のような花にもスポットを当ててみました。主人は手に入れたばかりの一眼レフカメラで嬉しそうに写真を撮っています。また新しいおもちゃを手に入れてしばらくご機嫌でしょう。昨夜小淵沢にも源氏蛍が出始めたのを確認。今日はその写真を撮ってみました。またこちらもこの夏初めての来訪者・クワガタ君です。毎年夏には家の中に入ってくるのですが、今年はひときわ早い時期にやってきました。床でひっくりかえって何かもがいている黒い虫。都会なら直ぐにゴキブリを思うのでしょうがここ小淵沢にはゴキブリがいないのです。ゴキブリのいない北海道と同じでやはり寒いので越冬できないようです。でもこれも北海道も同じなのですが最近は住宅事情が良くなって冬も暖か、その上人や物の移動が激しいのでそれらについてゴキさんもやってくるようです。でもここは1000mもあるせいでしょうか嬉しいことにまだ一度もペンションではお目にかかっていません。それで夏に黒い虫がいると必ずクワガタ君なのです。同じ昆虫なのに片方はかわいがられ、片方は嫌われ可哀想ですね。でもあまり虫にはさわりたくない私にはどちらも同じような物なのだけど・・・・

カラマツソウ
ホタル

クワガタ